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2010/01/22

親から学ぶ職業観(Aya)

同僚と子どもの会話をしていた時に聞いた話。
  • “ウチの子、いつも保育園の迎えが最後になるのを嫌うのよね。私もなんだか申し訳なくって・・・”
  • “ママ、次はいつ赤ちゃんが生まれるの?! そうすればまたおウチにいられるんでしょ? なんて聞くのよね・・・”
  • “しまいには、仕事と自分のどっちが大事なの?! なんて聞かれちゃって・・・”
日本人の同僚とも似たような会話をしたことがある気がするから、スウェーデン人に限った悩みではない。

わが子Youは、
  • 保育園(学童)で最後になるのを厭わない。最後になれば先生やおもちゃを独り占めできるから。
  • “あかちゃんはいつくるの? そしたらずっとYouがあそんでてあげるから、Ayaチャンはおシゴトいっていいよ”
  • “おシゴトってどんなことするの? トーチャンもAyaチャンも、カイシャでそんなにたのしいことしてるの?”
事実関係を証明することはできない。が、Hideと私がどんな風に仕事に取り組んでいるか、それを家庭内でどう表現しているかなどが、彼女のモノの見方に影響を及ぼしていることは感じ取れる。

良い影響なのかどうかは、向こう数10年の彼女の成長によってのみ、明らかになるんだろう。

私の職業観も、かなりの度合いで親から影響を受けてきた。良い影響だったということを証明することが、私が仕事を続け、努力し続ける目的のひとつなのかもしれない。

担当組織の構造改革は最終ステージ。きょう、26名に解雇通知を手渡した。手厚い解雇手当に救われる人、未だ “なぜ自分が?!” の答えを探す人、すでに次の仕事を見つけた人。

それぞれに家族があって、多くは人の親。彼らの子どもたちは、今回の出来事について親からどんな説明を受け、どのように咀嚼し、それが彼らの職業観醸成にどんな影響を及ぼすんだろう。

などとちょっと思いを馳せてみる。

2009/11/26

懺悔(Aya)

11月の末ともなると、起床時刻はまだ暗闇。朝ごはんを暗闇の中で食べてもなかなか身体は目覚めない。Youのような小児はより自然に近いのか、冬の朝の目覚めは夏に比べて格段悪くなる。

5:45の起床時間は変えていない。効率が悪い人間じゃない(はず)。でも、このところ、時間をかけても追いつかない。長時間労働はまったく趣味じゃないんだけど。

通勤時間が10分なのと、不気味なくらい気温が高いのが、せめてもの救い。この時間で(22:30)まだ7℃あるんだから、ちょっとした天変地異?!?!

Work-Life Balanceは私のお家芸のはず。Work側に崩れている状況がとても悔しい。し、家族に申し訳ない。今週はまだYouの送り・迎えを一度もやっていない。それどころか彼女の就寝にも間に合わない。

ちょっと、失格じゃない?? 私。

2009/05/11

夏休みのコドモ教育(Aya)

春のテニスレッスンに続いて、夏は水泳教室を予定しているYou。水を怖がることはなくなったし、足が届かないプールでも腕や腰につけるタイプの“浮き”があれば独りで入れるようになった。

(先日、その“浮き”をつけ忘れたまま、AyaHideが見ていないところで独りで深いプールに飛び込んでしまい、近くのお姉さんに救助されるというヒヤリ事故も・・・時々桁違いに果敢な行動を見せるところが、すごーーーくHideっぽい。)

3週間ほど、毎日夕方約1時間のコースに通う予定にしている。15レッスンで約6000円は良心的。

その他にも、さまざまなスポーツやアウトドア活動満載のサマーキャンプへの参加も検討中。日本で共稼ぎをしている時には、そういう活動には縁がないもんだと決め込んでいた。

「サーブ・ザ・チルドレン」という団体が最近発表した、“子育て環境ランキング”ではスウェーデンが1位になったのだとか(日本は34位)。

平日の夕方にコドモを水泳教室に連れて行けるWork-Lifeの在り方はもちろんのこと、地方行政が“働く両親”を前提にさまざまなプログラムを用意してくれているのも、秘訣のひとつなんだと思う。

2008/11/15

こだわらないことの徳(Aya)

スウェーデンとは別のある国に単身赴任中の友人から久し振りに連絡をもらった。色々考えた結果、東京で離れて暮らしているパートナーとの婚姻関係を解消することにしたのだ、と。

彼女のことは心から応援していたので、このニュースには複雑な心境。結婚をあきらめたことは残念に思うし、でも、シゴトを諦めなかったことは尊敬。多分彼女が逆の選択をしていたら、「複雑」じゃなくて「残念」に思うだけだったんだろう。

Aサン、これまでもこれからも、私はあなたのサポーターです。

『Hideサンのような人はなかなかいませんよ。』の彼女の台詞に、ふぅ~むと思いながら、彼がどんな心境で今の生活を送っているのかソレトナク聞いてみると;

『え~、オレだってAyaが家にいてくれたらいいなぁと思うよ。そしたら楽だし。』 

ハァッ!? 想像だにしない回答に面食らう。That's not my Hide. 離婚の危機到来か?!?!

『でもAyaがそうしたくないんだし、そうしない方が色んな意味で良い結果につながると思ったから、こだわらなかっただけ。だってAyaだって "家に専業主夫がいたら楽だ" と思うでしょ。それと一緒。』

ナルホド。私は "両立" というコトバにこだわって & 囚われて、『シゴトを辞めるもんか』と躍起になって今のライフスタイルを築いてきたんだけど、Hideの場合は逆のアプローチだったらしい。個人としての希望や社会的常識に固執することなく、"まぁ、いいじゃん" の精神で相手を尊重しきた結果が、今につながったというワケ。

なんだか、Hideのほうが何枚もうわてで凹んじゃう........。断腸の思いで退職を決断した人から聞くセリフとは思えないよナァ。普通ならAyaへの恨み節が出てくるだろうに・・。

ヨシここでこそ、"ま、いいじゃん"の精神で・・・。 アタシはせいぜい、薄っぺらな虚勢張りながら、明日も "両立" にこだわって突き進むのでア~ル。

2008/10/21

集まれ、学生(Aya)

UNIVERSUMという、Employer Brandingの名の下に企業の採用活動支援、学生の就職希望調査、企業情報提供などを手がける会社が発行する学生向け冊子に出させていただいたのでご報告を。

日本でもよくある、就職活動学生に向けた企業のアピール冊子の一環(だと思う)。

今回のテーマは英語で言うならDiversityとのことで、「異国人」&「女性」&「家族帯同の赴任者」と、条件が整っている(??)私に話が回ってきたというわけ。

私の前任者も、同様のテーマで載ったらしい(2度目とは、芸がない人選だよナァ・・・ボソ)。彼女の場合は多分、「異国人」&「女性」&「ダンナと別居で赴任!!(スウェーデン的には偉人変人)」 という、多少異なる条件だったのだろうけど。

インタビューは英語で行われたが、出てきた記事は瑞語。ハイ、読めません。ま、でも、インタビューで聞かれた内容から察するに、Hideと育児休職をリレーしたことや、妻の赴任に夫がついてくることが、日本では珍しいことだって話や、多様性が企業にとってどうして重要なのか(に関する私見)が記載されているのだと思う。

この冊子が、どんなインパクトを持っているのかとか、発行部数とか・・・全然知らない。

日本でもに多様性や両立をテーマにする媒体に紹介してもらったことはあった。特にHideは「育児休職お父さん』として、10誌位載ったんじゃなかろうか。スウェーデンで同じ経験をするとは思っていなかったので、ま、よい機会だったってことで・・・。

ネタ元になってくれているのは、まぎれもなくYou。フニャフニャの赤ん坊の頃から、主たる保育者がコロコロと変わる生活に見事順応してきてくれた彼女の頑張りに、改めて感謝するきっかけにもなった。

2008/10/06

共働き夫婦のQOL(Aya)

『金曜日の夕方。子どもを学校でピックアップしてから、いったん帰宅し着替えてテニスコートへ。仲間と2時間汗を流し、帰宅は21時半過ぎ。くるまで眠ってしまった子どもをベッドへ運んで、チャチャッと準備できるおかずとビールで、夫婦の食事。

運動後の爽快感も相まってビールは進む。日々の仕事で感じていること、会社の将来、ニッポンの未来、個人としてどう貢献していくか、特技、弱み、互いに尊敬しているトコロ・・・・ 他愛もなさそうでありながら、愉快で好テンポな会話のキャッチボールが心地いい。

その内夜も更け、2人の宴は散会。熟睡する子どもの顔をほほえましく眺めて、眠りにつく。』

1年前のAyaが聞いたら、ため息の出るような話だったと思う。いろいろなことが理由で、こういう時間の過ごし方は許されなかった。スウェーデンに来てからこれが可能となり、でも暫くはなんとなしに罪悪感というか、後ろめたさというか、「こんな日常に慣れてしまってはならぬ」という気持が働いていた。

『だって、ニッポン人の共働き夫婦なんだから』。

ん?でも待てよ。シンプルに自分に問う。どっちが豊かなのか?どっちが人間らしいのか?深夜に帰宅する毎日と、上記のような過ごし方と、どっちが明日への/未来への活力を与えてくれるのか?ひいては、一個の人間として社会への貢献度を高める鍵となるのか。

答えは明白。

既に陳腐になりつつあるかもしれない議論だが、日本がホンキで少子化対策をするのであれば、日本人(特に都市部の20代30代)の働き方を見直さなければならないのだと、骨の髄で実感。先ずは、「アフター"22"」を正常な時間帯(「アフター5」)に戻すこと。自分の時間を、家族・こいびと・トモダチなどと楽しく過ごすことが、全てのはじまりだと思う。しかも、そのようなプライベートな関係を太く長く共有できる人を見つけ出し、関係を維持し、発展させていくことのほうが、毎日の仕事よりうんと難しい。

保育園増やされても、お金積まれても、「産んでみよう」とか「もう1人・・・」って思えない人が多いのでは。そんな単純な算数で人生の決断ができるような時代じゃない、と思う。

そんな我が家も、子どもはまだ1人。・・・今の時点では、QOLと5歳児1人の楽チン子育ての、単なるいいトコ取りをさせてもらってます。

2008/06/02

Bad Mother(Aya)

今日からPre-School開始のYouが夢から醒めるのも待たず、Ayaは4時起床でロンドン出張。さすがに後ろ髪引かれまくる。でも私は新米だし、せっかく日程調整してくれた相手方に申し訳ないので、言われるがままのスケジュールに従った。

ところが、MTGの合間に「実は今日はムスメの学校初日でさ・・・」という話題になったとたん、周囲の表情が一変。「Aya、お前はなんて酷い母親なんだ(You are a bad mother!!)」、「MTGはまたいつでも出来るから、とにかく早く帰ってやれ!!」とまくし立てられる。彼ら、ホンキ。

言われるがままにフライトを当初予定の便より2本も前倒して、帰宅。残念ながらYouはもう夢の中だったけど、仲間の配慮には感謝している。親がひとりの親としてスナオに望むことを実行すればよいのだ。

ほんのりあたたかい後味のエピソードになった。出張費は無駄遣いだったかもしれないけど。

2008/05/26

初出張(Aya)

ルンドに来てから初めての出張。とはいってもストックホルム日帰り。当初はせっかくだから一泊してできるだけ多くの人に会ってこようと思ったが、チョットだけYouへの配慮をすることにした。案の定、「ひこうきでおシゴトいってくるからね」と持ち出すと一瞬顔が曇り、「でも、Youちゃんがねるまえにかえってくるよ」と言うと安心した顔。Ayaは彼女を産み落としたこと以外、あまり母親らしいことをしていないのだが、それでも彼女が私を母だと認めてくれるのはありがたい。 

Malmo空港からストックホルムBromma空港(国内線)は1時間程度。超ローカルな航空会社の小さな飛行機で飛ぶ。自由席の飛行機は初経験。

戻ってきたら、ルンドは冷たい雨。鍵を開けると家が暖かくて、「ただいま」を言う相手が居るのがとても幸せだった。Ayaはやっぱり「世のお父さんたち」の方に近い感覚をもつのかもしれない。6月4日までは、Hideは専業主夫。

2008/05/09

両立の意味(Aya)

両立大国のスウェーデン。さぞかし保育サービスが充実しているのだろうと思いきや、「両立」のもつ意味外がAyaの理解とは違うことに気づく。

忙しい働くWorking Parentsのために、保育サービスや家事サポートサービスを充実させ、子育てに煩わされることなく思い切り仕事ができる環境を整えることが重要と思ってきたAya。しかし、この国では the other way around。

大切な子育てに充分な時間と労力を費やせるように、仕事(特に勤務時間)は短く、柔軟であることが重要。だから、延長保育なんて考え方は存在しない。17:00~17:30にはどの園もお迎えタイム。そして、働く両親は夕方の「神聖な」時間を子どもと過ごすのだ。

そんなの絵空事!なんて思ってはいけない。写真は午後5時の会社の駐車場。朝7時半には満車になる一方で、引きが早いこと!特に金曜日はみんなウキウキ顔で帰っていく。誰に遠慮することもなく。

人間が感じるもっともスナオな感情や感動を、そのまま表現することが許されているのって、なんだか豊かだ。