2008/05/10

Sweet Home(Aya)


ルンド市内、駅から徒歩数分のところに家を借りる。なんと、1849年築。もちろん内装はカンペキにRennovateされているけれど、柱や梁に歴史を感じる。一角15棟程度でひとつのコミュニティを形成していて、周辺は同じ色、似たような外観の住宅が、中央の庭を囲むようにして並んでいる。

「魔女の宅急便」でキキが修行に出た町の雰囲気に良く似ている。

今日は土曜日。隣人たちはそれぞれに、テーブルやバーベキューコンロを出して庭で夕食。HideとYouが到着の暁には、ウチもやるぞ。

赴任者でなければ、到底住めないようなステキな家。Youに沢山の思い出を残してくれる家であることを願う。

2008/05/09

両立の意味(Aya)

両立大国のスウェーデン。さぞかし保育サービスが充実しているのだろうと思いきや、「両立」のもつ意味外がAyaの理解とは違うことに気づく。

忙しい働くWorking Parentsのために、保育サービスや家事サポートサービスを充実させ、子育てに煩わされることなく思い切り仕事ができる環境を整えることが重要と思ってきたAya。しかし、この国では the other way around。

大切な子育てに充分な時間と労力を費やせるように、仕事(特に勤務時間)は短く、柔軟であることが重要。だから、延長保育なんて考え方は存在しない。17:00~17:30にはどの園もお迎えタイム。そして、働く両親は夕方の「神聖な」時間を子どもと過ごすのだ。

そんなの絵空事!なんて思ってはいけない。写真は午後5時の会社の駐車場。朝7時半には満車になる一方で、引きが早いこと!特に金曜日はみんなウキウキ顔で帰っていく。誰に遠慮することもなく。

人間が感じるもっともスナオな感情や感動を、そのまま表現することが許されているのって、なんだか豊かだ。

2008/05/08

Explore(Aya)


Youが来てからの生活を想定して、Pre-School(※)経由で会社往復するルートにトライ。何せ小さな町なので端から端まで行っても15分以内。

誰かが、「ルンドは自転車のために造られた町。敢えてクルマに不向きな道路にしている」って言っていたけど、本当にそう。一方通行が多くて(大都市じゃあるまいし!)、一度ハマると大変。

会社の2日目はバタバタと過ぎる。着任早々「ごめーん、スペース足りなくて机がないのよ」と、出張中の上司の机に座らされる。オフィスの机までDIYなのか?!

(※)スウェーデンでは3歳からPre-Schoolに通うらしい。幼稚園のようなもの?と解釈。Youが行くのはInternational Pre-School of Lundという市内唯一のインター。別に現地校でもいいのだけど、瑞語で「うるせーこのババァ!」って言われても私がわからないと悔しいので。

2008/05/06

大仕事(Aya)

新居への入居、住民登録、初出社、航空便の受け取り、荷物の片付け、スーパーへの買い物、そして何よりも、クルマの運転(右ハンドル)。2日目にしちゃ、新しいこと尽くめ過ぎないか?そんなに焦らすなって。


さすがDIYの国、噂には聞いていたけど、会社で「受付にレンタカーの鍵を預けてあるから受け取って、テキトーに駐車場から探して乗って帰ってね~」だもん。VOLVO V70ったって、国産車、そう、日本のトヨタみたいなもんなのさ。見渡す限りV70だらけ。広大な駐車場をウロウロしながら、手当たり次第にVOLVOに向かってキーのUnlockボタン押し向けるコドモのような日本人・・・かなり滑稽。

帰宅までの道のりでは、Roundaboutを3周(まわればまわるほど方向を失ってどこで出ればよいか分からなくなる)、一方通行の逆走、右側のタイヤを縁石で擦るなど、アドベンチャーだらけ。

すばらしい晴天、春(夏?)真っ盛りのルンド。

2008/05/05

一足先に(Aya)

5月5日、Ayaの赴任日。出発の成田で涙ポロリは私だけ。Youはなんともアッサリしたもんで。「だっておシゴト(=出張)でいないのと同じジャン★」。はぁ、仰せの通りです。

きっと彼女なりの強がりなんだろう。本当は私と同じで寂しいのだろうな。長女ってのは、スナオに泣けないものなのだ!と、深読みしてみたけど、真相はYouのみぞ知る。

Ayaにとっては人生初の独り暮らしなんだぞ。強がることはない。寂しいのだ。HideとYouの到着を指折り数える17日間のはじまりはじまり。