2008/07/25

ホームなのかアウェーなのか(Aya)

11時間のフライトで、先ほど「帰国」。これまでも海外出張はソコソコ機会があったが、今回のは妙に新鮮な感じのする1週間だった。以前は当然出発地が日本。往路のフライトは緊張感や不安でアレコレと思いを巡らせたり、目的地に近くなると「このままUターンしたい」と思うこともあった。一方帰りのフライトはその緊張がすべて解け、肉体的にも精神的にも弛緩すると同時に、1分でも早く到着を願ったものだ。

今回は、往復とも「家に帰る」フライトという感覚。ホッとする安心感と、早く着かないかなぁと思うワクワク感を、行きも帰りも味わうことができた。10時間以上かかるフライトも、なんら苦にならなかった。

居住国と本国が違うと、こういう風に感じるんだぁ~。あたらしい。

コペンハーゲン空港から電車で1駅のところまで、HideとYouが迎えに来てくれる。荷物は行きの倍以上の45キロになっていた(Ayaの体重以上!!)。中身は・・・

味噌、インスタントみそ汁、ごま油、餅、せんべい、乾物類、梅干し、焼酎、生ラーメン などの食品や、テニスボール、衣類、靴、日本語の絵本 etc. スーツケース2つが一杯になった。

空港到着ロビーから電車のホームへ移動している時、周囲の歩くスピードのゆったりさに少し苛立ちを感じたアタシ。わずか数日で、歩く速さは東京に馴染んでしまったのかもしれない。

明日からはまた、Swedish Wayで、まいります。今回会うことができた皆さま、ありがとう~。

2008/07/24

不安との共存(Aya)

昨夜の地震、震源は岩手だったにも関わらず、横浜の実家もかなり揺れた(らしい)。モノがガタガタと音を立てる程だったというのに、アタシはまったく気づかなかった・・・・。ハイ、そうです。酔っ払って自分も揺れていたからでゴザイマス。

スウェーデン人の同僚によく言われる。「日本人は地震の不安をどうやってマネージして生きているの?」。地震が一切ないスウェーデン人には、ニュース映像で流れる地震被害は想像を絶する世界のようだ。そういう土地に生まれ育っているとはいえ、怖いものはコワイんだけどね・・・。

でも、ここが自分のホームカントリーだから、ここで生きていくしかない、てなところなのだろう。

日本に数日戻って100%日本語で会話し、日本の食事をして、日本の電車に乗り(乗り過ごし)、旧知の仲間と酒を酌み交わしてみて気づく。「私、けっこう気を張って毎日過ごしていたんだナァ・・・・」。天災も政治不安も、犯罪の心配もなく快適なスウェーデンライフではあるが、別の次元で不安と共存しているAyaHideYou。

でもこれが自分の選んだ道だから、前に進むしかない、てなところなのだろう。

会社ビル1階に設置された風鈴のアーチ。あぁ、風情あるなぁ・・・(映像をどうやって回転するか分からないので、横のまま掲載。クビを左に90℃曲げてご覧あれ)。

出張という名のプチ里帰りはこれで終了。明日は家族の待つ(?)スウェーデンに帰ります。

2008/07/22

本質とは(Aya)

偶然今回の出張のタイミングと合っていたので参加が叶った(?!なワケないじゃん。合わせたのサ)、大学恩師の還暦祝いパーティー。大学創設から17年間、各期のゼミ学生が総勢130名余り集合した。

暑さに加え、狭いスペースに130名が詰め込まれた会場にやや人酔いしつつも、かつての同級生や先後輩との会話は愉しい。Ayaは3期生、現役の学生(17期生)に対しては、「髪をツンツン立ててシャツのボタンを胸まで開けるのやめてほしいのよねぇ~」などのオバサンコメントが口から出かけたが、そこはグッと我慢。

考えてみりゃ、アタシも在学中はドレッド頭にしてた。当時創設間もないためOBが存在しなかったのも幸いして、あまり批判に晒された記憶はない(批判に気づかなかっただけかもしれないけど)。

さて、主役の先生。プライベートや個人的な感情をあまり表に出す人ではなく、どちらかというとミステリアスな風情の人物なんだけど、この日ばかりは終始嬉しそう。赤のちゃんちゃんこではなく、赤のアロハでキメていた。もちろん、いつもどおりのジーンズ姿。パンツはUNIQLOなのだそう(笑)。

企業人事・組織を題材とした研究を通じて、常に「本質を見極めること」やを厳しく指導していただいた。小手先の人事制度には流行り廃りがあって、当時考えていたことは今の時代に合わないかもしれないけれど、都度、「その取り組みの本質は何なの?」と自問するのが癖になっているのは、先生のお陰だと思う。
AyaHideの両立チャレンジの本質って何だろう、と、改めて自問しながら乗った帰宅の電車。呑みすぎ&居眠りで、まんまと乗り過ごし。
Youちゃん、ショーモナイ飲兵衛母だけど、仕事を通じて社会とかかわりを持ち続けることの歓びは、ちゃんと伝わってるかな・・・。

2008/07/21

You Hideな1週間 (Hide)

Ayaの日本出張に伴い…久々にYouと2人で過ごす1週間が始まった。日本にいたときは、Ayaが2週間南米に出張する等々もあったが、われわれの両親様のヘルプを頂いて1週間完全に2人ってことはなかった。そう考えると、Youが9か月~11か月の時にとったPatanityLeave以来っていうことになる。

最近、自我が芽生えてきたからか、学校で日本語が喋られずにストレスが溜まっているためかわからないが、とにかく我々が言ったことを何かしら屁理屈を並べて聞かないことが多い。後者なのかもしれないと考えて、この1週間はできるだけスウェーデン式な教育方針(数日前のAyaブログ参照)でいこうと考えていた。が・・・2人っきりで過ごすとそうは行かなかった。Ayaと分担してこのストレスを分散していたのが、1人だと難しいらしい。Ayaが出かけて、1日1回叱っている。ここはスウェーデンだというのに・・・ You、わりかった!

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現在幼稚園も夏休み対応。16:30に閉まってしまう。16:30に迎えるとそれから十二分にYouと遊んでやれる。自分の父親も自宅近くで自営業と営んでいて19時前には帰宅していた。夏の夕方父親とキャッチボールをした記憶がよみがえった。

Youの記憶にも残るのんかなぁ、なんて思いながら、自転車練習もかねて公園に一緒に出かけた。自転車、そして大好きなブランコで遊んでYouは大満足の様子。自転車はご覧のとおりほぼマスター。

公園でYouの一言。Y:「私も日本に行きたいな。」、H:「なんで?」、Y:「だって、日本語でみんなと一緒に遊べるもん。」 だと。
学校でのストレスとプレッシャーと戦っている小さな心を覗かせた。しっかり支えてやらねば。


暑くCoolな日本(Aya)

海の日連休からの日本出張(なぜ連休から?!上司は英国人。日本の祝日のことなんか分かっちゃいない。) 。到着早々、まず行ったのが、寿司。

Youごめん。アナタの大好きなマグロ、スウェーデンでは目にしたことがない、中トロ、頂いちゃいました。お隣に並ぶは、旬のスズキに、ハモでございぃ~。

もち、長女の帰国を待ちわびていた両親のおごり。

しっかし、暑い。1晩で、スウェーデン2ヶ月分の汗を流したような気がする。 Ayaの実家がある横浜はまだ30℃台前半だが、西日本は軒並み36℃~38℃。まだ梅雨明けたばかりだから、これがあと1ヶ月は続くのか・・。

ガソリンのリテールプライスが赴任当時から20円UPの180円になっていたのにも驚いた。それでも、スウェーデンに比べたらずいぶん安いけどね。

持参したスーツケースは特大と大の2つ。帰りはツマミ系食材、テニスボール、酒、衣料など制限の40kgギリギリ一杯詰めて帰るつもり。

2008/07/20

You自転車 (Hide)

5月に荷物を発送する前に補助輪を外して、なんとか乗れるようになっていたのだが、約2か月ぶり。ブランクのために最初はバランスが悪く、力が入りまくっていた。が、一度覚えたものってすぐに勘が戻ってくるらしく、約10分間でご覧の通り。

Ayaのいない日曜日。朝から公園で練習。こけてもへこたれません。