2010/01/01

2010年のはじまり (Hide)

テネリフェ島の青い空、眩しい太陽。寒くて暗いスウェーデンとはまるで別世界。去年は北極圏、今年は常夏での正月。エクストリームな選択は我が家らしい?!

さて2010年というと、南アFIFA ワールドカップ、バンクーバー冬季オリンピックなどが世界の注目を集めることになる年。個人的にはKei Nishikoriの怪我からの復活、Federer、Nadal他上位陣の混戦が激しい男子テニス、一度は引退をした当時女子No.1 Heninの復帰、昨年復帰したClijstersの活躍、もちろん伊達にも期待したい。Wozniacki、Wickmayerら若手が台頭してきて面白くなりそうな女子テニス。アスリートたちが世界の頂点を目指して限界まで鍛え、競うスポーツに目が離せなさそうです。

自分は?というと、いよいよ40歳目前。人生80年だとすると折り返し地点に差し掛かりました。この年になってもいっこうに未熟でまだまだアオイ。自分の人生は生涯未熟のまま終わるのかもしれません。でも、ゴールを見つめて少しでも成長できるように進めれば、世界レベルにはなれないけど、きっと笑って到着できると確信できるようになりました。

大台にのる年の目標は・・・昨年からいろいろ考えていたけど、やはりセカンドハーフの始まりと捉えて、月並みですが、「心・身・知を鍛え直して、自分の道づくりと自分の足で歩いて行くことのスタートにする」と心を固めてみました。

Hideの登場回数が10%でAyaのBlogだと思われた方も多いかもしれませんが、たまに顔を出します。今年もよろしくお願いします。

テネリフェ島で元旦登山(Aya)

2007年に世界遺産登録されたスペイン領最高峰、Teide(テイデ山)はここテネリフェ島にある。高さ3718メートルといえば富士山並み! 2300メートルまではクルマで、そこから3500メートルまではロープウェーがあると聞き、元旦登山(?)に挑んだ。

正確には現地時間の12月31日だったんだけど、日本なら元旦だし、せっかくだからオメデタいほうのタイムゾーンを採択。

2300メートル地点まではPlaya de las Americasから1時間少々。クネクネとした山道を登ると、標高2000メートルあたりで巨大なカルデラ(盆地)に到着する。1909年の噴火以来は活動を休止しているとはいえ、かつて盛んに活動していた時代から残された溶岩流の跡が生々しい。国立公園としてこれらの自然美を保護する努力にも脱帽。地獄とも天国とも解釈できそうな神秘的な地形、抜けるような青空や、3500メートルから見下ろす雲海は、これまで目にしたことのない印象的なものばかりだった。

3500メートル地点から頂上(3718メートル)までは登録することで登山許可がもらえる。ま、子連れだし、寒いし、空気が薄いので、今回は止めておいた。登山って言いながら、歩いたのはロープウェー駅周辺の散策路のみ。

You曰く、"HeartがBeatしてる~~!!!" 。確かに彼女の心拍はものすごいスピードで鼓動していた。子どもの方が酸素の薄さに敏感なのかしら。

Ayaはと言えば、雲も排気ガスもない澄み切った空からそそがれる交じりっけなしの紫外線がたいそう気がかり・・・。

2009/12/29

テネリフェ島のリゾート(Aya)

降り立ったテネリフェ島南空港の気温は23℃。眩しいほどのお天道様に思わず手を合わせたくなる。湿度が適度にあるのもなんだか嬉しい。

数多くあるビーチリゾートの中から選択したのは、空港から15分ほど、島の南西に位置するPlaya de las Americas。ホテルは敢えて旅行代理店を通さずBooking.comで予約した(なんとなく、スウェーデン人御一行様とは別の場所に泊まりたかったのサ)。

Mare Nostrum Resortは5つのホテルで構成される巨大リゾートホテル。ビーチが目の前だということや、Playa de las Americasの街のまんなかに位置することなどから、子連れの怠け者旅行者にはぴったり(この選択もやはりT家のウケウリ)。部屋が少々狭いのが残念だったけど、それ以外には文句なし。街を歩いてみた感じでは、アパートメントタイプのホテルから格安の宿まで、ホテルの選択肢は幅広くあるらしい。

火山をバックに青い海を臨むビーチリゾート・・・・やっぱハワイじゃん!!! ひとつ大きく異なる印象を与えるのが、日本人(アジア人)旅行客の数。滞在中、みかけたのはたったの2人(日中韓の区別は不明)。

Youは海とプールに大興奮。水温は泳ぐには少々・・・というか寒がりのAyaには入水完全不可の温度なんだけど、彼女はお構いなし。哀れHide、『冷たい、冷たい』と言いながら彼女との遊びにお付き合いとなった。

2009/12/27

テネリフェ島へ出発(Aya)

カナリヤ諸島への年末年始旅行は、赴任者仲間のT家の経験を参考にさせていただいて(というか、そのまま真似て)計画した。

ちなみにカナリヤ諸島。名前が印象的だから耳覚えはあったんだけど、実際どこにあって何があるのか、知識は皆無に近かった。スペイン領ってくらいだから、地中海のどっかに浮かんでるのかと思っていた(恥)。

実際は地図の通り、大西洋のモロッコ沖にあってかなり南。7つの島を総称してカナリヤ諸島。時代を遡ること15世紀、血気盛んなスペイン人たちがアフリカ大陸や南アメリカへの足がかりとしてこの島々を制圧し、原住民を蹴散らしたのだとか。

現在は、欧州(特にスペイン、イギリス、ドイツ、スウェーデン、ロシア)人に人気のリゾートとのこと。

今回訪れたのは7島の中でも最大のテネリフェ島で、自宅最寄のMalmo空港から5時間少々の直行チャーター便が出ている。

出発の機内は、バケーション気分のスウェーデン人で満席。スウェーデンの旅行代理店のパッケージだからか、機内アナウンスがスウェーデン語ONLYなのには少々驚いた。いまどき、日本の国内線だって日英アナウンスすると思うんだけど。

日本人旅行客には馴染みのない土地だけに、旅行者向けの情報が日本語で紹介されているサイトは皆無に等しい。イギリス人向けのサイトで最低限の情報収集をしながら想像したのは、"ヨーロッパのハワイ"。年間温度差がとても小さい、火山島のビーチリゾート。おまけにスペイン領ときたら、きっと食事はハワイより美味しいのだろう。

期待大の休暇のはじまり。