2008/11/15

こだわらないことの徳(Aya)

スウェーデンとは別のある国に単身赴任中の友人から久し振りに連絡をもらった。色々考えた結果、東京で離れて暮らしているパートナーとの婚姻関係を解消することにしたのだ、と。

彼女のことは心から応援していたので、このニュースには複雑な心境。結婚をあきらめたことは残念に思うし、でも、シゴトを諦めなかったことは尊敬。多分彼女が逆の選択をしていたら、「複雑」じゃなくて「残念」に思うだけだったんだろう。

Aサン、これまでもこれからも、私はあなたのサポーターです。

『Hideサンのような人はなかなかいませんよ。』の彼女の台詞に、ふぅ~むと思いながら、彼がどんな心境で今の生活を送っているのかソレトナク聞いてみると;

『え~、オレだってAyaが家にいてくれたらいいなぁと思うよ。そしたら楽だし。』 

ハァッ!? 想像だにしない回答に面食らう。That's not my Hide. 離婚の危機到来か?!?!

『でもAyaがそうしたくないんだし、そうしない方が色んな意味で良い結果につながると思ったから、こだわらなかっただけ。だってAyaだって "家に専業主夫がいたら楽だ" と思うでしょ。それと一緒。』

ナルホド。私は "両立" というコトバにこだわって & 囚われて、『シゴトを辞めるもんか』と躍起になって今のライフスタイルを築いてきたんだけど、Hideの場合は逆のアプローチだったらしい。個人としての希望や社会的常識に固執することなく、"まぁ、いいじゃん" の精神で相手を尊重しきた結果が、今につながったというワケ。

なんだか、Hideのほうが何枚もうわてで凹んじゃう........。断腸の思いで退職を決断した人から聞くセリフとは思えないよナァ。普通ならAyaへの恨み節が出てくるだろうに・・。

ヨシここでこそ、"ま、いいじゃん"の精神で・・・。 アタシはせいぜい、薄っぺらな虚勢張りながら、明日も "両立" にこだわって突き進むのでア~ル。

2008/11/13

Perfect Sky (Aya)

これまでにも何度か(12345)写真を掲載しているけど、スウェーデンという国の空の美しさには驚くべきものがある。出張含め、これまでの人生でそれなりに幾つかの国を訪れているけれど、『空』にコレほどの強い印象を受けた国は他にはない。

一方、この国で育った同僚たちにこの話をしても「????」的な反応。この空に包まれて生きることがあたりまえになっていることの贅沢に、彼らが気づくことはないのだとおもう。

年末年始休暇には、北極圏のキールナという町に出かけることにした。強烈な寒さと高い晴天率。オーロラ鑑賞や犬ぞり体験を通じて、新しい空と出会うのが今からとても楽しみ。

フロントガラスから見上げる空に、思い浮かぶ限りの感嘆詞を絞り出して感動を共有するAyaHide。後部座席ではYouが空腹を訴えてギャーギャー騒いでいる。

A: 「ほら、この空をみててごらんよ。綺麗でお腹空いたのも忘れちゃうでしょ。」
Y: 「だめだよ~、ソラはたべられないもん~!!」

10数年後、彼氏とのドライブ中に同じコトを言わないのを祈る母・・・・。

2008/11/12

FRIENDS(Aya)

いまさら~?!と、言われるかもしれないけど・・・・。『フレンズ』にハマってしまっとります。寒く暗い冬を過ごすための道具、くらいに思って買って、やはり夏の間はまったく関心をもつこともなかったんだけど。

いやぁ、暗く長い夜/寒く気が沈みがちの冬を遣り過ごすにはうってつけです。内容が軽快だし、90年代ってのも適度な郷愁をそそって、マル。

私にもこんな若い頃があったなぁ~、と。(ヲイヲイ)。

夜な夜なYouを傍らで寝かしつけながら、ソファで『フレンズ』鑑賞が習慣になりつつある今日この頃。が、昨晩は私が余りにバカ笑いするもんだから、「うるさくて寝れない・・・」と逃げられてしまった。

ファースト・シーズンがもうすぐ終わってしまう。セカンド・・・を買わなければ。

2008/11/10

Grand Hotel @ 16:30 (Aya)

ルンド駅前にあるGrand Hotel。歴史ある建物(多分・・)が夕暮れにライトアップされてとても綺麗!!! しかし、まだ午後4時半なんだよねぇ。Oh, well...... もう11月ですし。


日曜日は午前1時間、夕方1時間と2回に分けてテニス練習。Youもかなりの情熱をもって練習に励んでいる。

私も久し振りにチョット気持盛り上がり中。上手になりたいなぁ・・・。『Ayaのフォアハンドはもうきっと、直らないよ』。Hideコーチのグサっとくるコトバにも、負けませんよ~だ。

お招き2(Aya)

土曜日のお昼時、Youの一番の仲良しAmit(イスラエル)の5歳のお誕生日会に参加。総勢15人の子どもがあつまる賑やかなパーティー。

なぜかとても気が合うらしく、AmitとYouはガッコウでもいつも一緒に遊んでいるらしい。同じ5歳でも誕生月の関係でYouは年長、Amitは年中。だから、授業中は会うことができない。前後の保育時間になると、抱き合って再会を喜び合うのだとか(先生や他の保護者の目撃情報)。

この日もいつの間にかAmitの隣にポジションを確保するYou。在学歴が長く英語が流暢な子どもたちの輪の中では、会話理解度は60%くらいカナ。あまり自己主張する性格でもないので、グループの中で強烈な存在感を発揮することはない。でも、彼女なりのバランスで居場所をみつけようとする様子を遠巻きに観察することができた。ガッコウでも、こんな風なんだろう。

ホントに、YouはAyaの子。黙って座ってるだけで存在感を発揮するHideとはちょっと違う種類なのです。

キッチンでは数人のお母さん達が世間話に花を咲かせていた。Youも頑張ってるんだからここは私も・・・・と、輪に参加しようと試みたところまでは勇敢だったAya。しかし、ものの数分で脱落。

さすがにアタシ、言語には問題はありません。が、が、ですね、彼女たちの弾丸トークにすっかり気圧されてしまったというワケ。話題は他愛もない世間話なんだけど、何せNon-Stop、しかも結論がどこにもなく、それだけにNever-Ending.....。仮に日本語で日本人が相手でも、こりゃ脱落です。いわゆる「主婦の井戸端会議」は世界共通みたい。

2008/11/09

お招き(Aya)

同世代同僚のF。冬の暗さ&寒さに私が滅入ってしまわないよう、色々と気を遣ってくれる優しい人(スウェーデン男性には優しくて気遣いのある人が多い)。

『暗い夜を楽しく過ごそう企画』第一弾として、彼の家で餃子パーティー(?)開催の運びに。

超がつくほどの大型犬を飼うF夫妻。Youがびっくりしないように、彼女には予め写真を見せたり、『大きな犬がいるんだってよ!』と入念にブリーフィングしておいたんだけど・・・・・。

いざお邪魔してみると、その大きさにはAyaHideでさえももびっくり。体重55kg! いくら性格がおとなしくても、カンペキに躾されていても、寄ってこられると後ずさりしてしまう。

遊ぶのを楽しみにしていたYouもやっぱりちょっとコワかったらしく、キッチンカウンターによじ登り非難。一方のワンコ、Youをアタックするタイミングを虎視眈々と・・・・ではなく、彼女の横においてあるピザが食べたくてお座りでアピールしてるだけ。Youチャン、逃げる場所間違ってますって・・・。

気がつくと深夜までお喋りし続けていたこの夜、こういう友人に恵まれるのはありがたいこと。次回は"Sukiyaki Night"の予定。