2010/02/19

希少(Aya)

“ねぇ、きょうはおミセでたべようよ”

週に1回は必ずコレを言うYou。ちょっと前までは “そうね” とあっさり承諾していた。食事を作るかつくらないかで、夜の労働量が大きく違うから。

しかし。最近のAyaは圧倒的におウチ派。だって、Lundにはロクな店がないんだもん。高いお金を払ってようやく合格点と言える店が片手に収まる程度。気軽さとほどほどの美味しさを兼ね備えたところは、本当に少ない。

ここ『梅江飯店』は唯一かな、気軽で美味しい。
Hideが吞み会だった今晩、湿った雪が降る中Youと2人で歩いて出かけた(15分くらい)。

特長は、美味しい飲茶があること。ただし、普通のメニューには載っていないので “きょうは飲茶できる?” とお伺いを立てなくちゃいけない。注文を取りに来てくれるおばちゃん(店で唯一英語ができる人。AyaHideYouのことをいつもよく覚えていてくれる)の判断でもないらしく、いつも “厨房にきいてくるね” と言われる。

今晩は、えび蒸餃子など飲茶3品に炒め物1品、もちろんビール。母子2人にしては大量に注文してしまった・・・。でも、3000円くらいだったかな。Youもたくさん食べました。

2010/02/18

頭上注意(Aya)

マイナス1℃の朝。

”おっ、寒くないねきょうは” なんて感じてしまうAyaHideYouは、もう立派な北国の住人。

でも日中の気温がプラスに上がると、気をつけなきゃならないことがいくつか。

足元の雪が解けてふたたび氷るから、ものすごく滑る。Hideは先日、転倒して膝を強打し、かなり痛い思いをした(年のせいもあって、3週間ほど経った今も、未だに完治してないらしい)。

もうひとつは頭上。家の玄関を出てスグがこれですから・・・。もし刺さったら、深刻な怪我になるんじゃなかろうか。長い棒でたたき落としといたほうが良いかも。

人員削減の余波は思ったより長く、とても重く、Ayaの毎日に影響を及ぼしている。要は、アッチコッチの関係者や影響を受けた人たちから刺されまくる。

足元と頭上に注意してるだけでは防御できない。

会社としてそれだけの判断をしたのだから、余波だろうが余震だろうが、ちゃんと対応していかなきゃいけないのは分かってるんだけど・・・・

削減活動が本格的になってからもう4カ月目。正直、疲れましたデス。

春よ、こい。

2010/02/16

予防接種(Aya)

“三種混合の接種年齢です”

ガッコウからのお知らせに、同意文が同封されていた。

“ふぅーん、小さい時にやったからもういいや” と、深く考えもせずにあっさり “接種しません” と返事を書いて提出すると、程なくして保健室の先生から電話。

“スウェーデンでは今が接種時期なんだけど、どうしますか?”

よくよく聞いてみると、日本では11歳で2回目接種があるらしく、それを日本で受けられるのであれば、今回はパスしてもいいだろうとのこと。さすがに何があったとしても11歳までには日本に帰ってるはず。

ということで、三種混合はスキップすることにした。一方、麻疹・風疹混合の第2期については、日本のシステムでは今が接種時期(年長時)。スウェーデンでは8歳なんだとか。これについては、特別にお願いしてこちらで接種させてもらうことにした。

これで一応、日本的なスケジュールに準じていることになる。

あとはガッコウでやってくれるので楽ちん。“1年生は保護者同伴可” となってはいるが、Youは予防接種を怖がったり泣いたりしたことが一度もないので、放置OK。

そういえば赤ん坊の頃、次から次へとやってくる予防接種のスケジューリングにオタオタした時期があったな・・・・・思えば遠くへきたもんだ。

2010/02/14

数えきれない週末(Aya)

Karlstadにラリー観戦に行くはずだった週末は、都合により、普通の静かな土日となりました。ドヨウビ、午前中仕事でHideは留守にしている間、Ayaは(いつものように)洗濯を3回。買い物で来週分のビールを1ケース買い込んだ後、午後は3時間テニスに大汗。

ところでテニス、さすがに毎週やってるからか、万年ド下手のAyaも僅かに道が拓けた感じがしている。いや、傍から見たらきっと分からないくらいの、小さな、ちいさな変化なんだけど。それこそ、前より一歩速く足が動いているとか、そんなモン。でも30代も後半に入って、何かに進歩を感じることができる瞬間は極小にちかくなっているので、嬉しい。

昨日2月13日は、Hideと入籍してから12年のちょっとした記念日だった。名字が公式に変わってから12年、ひとまわり。結婚記念日そのものは挙式の4月18日なので大したお祝いではないけど、毎年なんとなく忘れずにいる日付ではある。

12年という数字は、十二支や還暦など、旧暦を使う日本人にとってはなんとなく馴染みがある。そういえば結婚した年も寅年だったなぁ、なんて風に考えたりする。

12年目の1年は、AyaHide史上最も"家族らしい" 1年だったんじゃないかな。

バレンタインデーも重なったので、"よし、コレあけるか!!" とHideが引っ張り出してきたのは1996年産の十勝ワイン。彼が2008年の春に退職したときに、上司同僚のみなさんからプレゼントして頂いた貴重な1本。ボトルに向かって彼が呟く。

"コイツが14年間ねむってる間に、俺たちには色んなことがあったね"。・・・うん。

1996年は、私たち2人が社会に出て偶然にも同じ会社に勤め始めた年。そうか、4月がくれば社会人15年目に突入するんだ。なんかちょっと化石になった気持ち。日本のメディアを賑やかしている、オリンピックスノーボード選手の素行に関する(付加価値の高くない)報道に触れ、少し枠からはみ出た者に対する頭ごなしの集団心理は今も15年前も変わらないんだなぁ(むしろエスカレートしてる?)と思わされたり。

日本のシステムに乗っていれば4月から小学生になるムスメYouに、会社からランドセルが届いた。AyaHideが勤める会社の親会社では、社員2世の小学校進学を"ランドセル贈呈式" で祝う素敵な習慣がある。式への出席が叶わなかったのは残念だったけど、頂戴したランドセルは大切に使わせていただこうと思う。

色んな数字が脳裏をよぎって、過去を振り返ったり未来に思い馳せたり。時間がゆったりと流れる週末だからこそできる過ごし方だったんだろう。