2009/02/26

還るばしょ(Aya)

ひさしぶりに、日本の連続ドラマを観た。Youが生まれて以来なにかと忙しくて連続ドラマからは遠ざかっていたから、もしかしたら2003年以来かもしれない。

『風のガーデン』。フジテレビ開局50周年作品であり、故・緒方拳さんのさいごの作品らしい。

“人は最期に何処に還るのだろう”をテーマに、末期癌を患った医師が北海道の家族との絆を取り戻し最期を迎えるまでの約半年間が描かれている。

作品の内容やAya個人の感想についてツラツラ語るのは辞めておくけど、最終話が終わった時、まるで小説を読み終えた時のような、“読”後感的な印象が刻まれるドラマだった。

ことばの使い方が、とてもきれい。日本語の会話が美しい。慎重に、ていねいに、細部にまで気を配りながら、ことばのひとつひとつを台詞として織り上げている脚本ワークには脱帽。

こと主人公の医師の父親であり2人の孫の保護者でもある貞三(緒方拳さん)と、感情を表に出すのが得意でない娘のルイ(黒木メイサ)、障害をもつ一方で人並みはずれた記憶力と音感をもつ岳(神木隆之介)の、穏やかで互いを気遣い合う敬語での会話は、深い愛情と“おとな同士”としての絶妙な距離感を感じさせ、じんわり伝わるものがあってステキだった。

ニュアンスや行間、多くの含みをもつ言語文化で育ったことで、コチラの生活で苦労することもあるけど、でもやっぱり日本語の美しさを噛みしめることができるのは、たいへん幸運なこと。

私の原点(還るばしょ)が、日本でよかった。

そうそう、劇中の“ガーデン”で登場する草花のなかに、我が家の小さな庭にも植わっている種類を発見。ベロニカ・ロンギフォリア“ブルーリーゼン”(写真上) と ラムズイヤー(写真下)。

北海道と南スウェーデンの気候風土に共通点があることも、改めて認識。

2009/02/24

ツアー計画(Aya)

Wimbledonチケット当たりました。具体的には記せないけど“色んな意味で”ご協力いただいた知人・友人の皆さま、ありがとうございます。大会3日目(Week 1の水曜日)のNo.1コートなので、想像するに、まだ割とのんびりムードが流れる中、そこそこメジャーな選手の1~2回戦が観れるのかナァ・・・と。
Keiがもし出てればまだ会えるかな(って、期待値低下気味の今日この頃)。

天気に恵まれますように。

この当選をきっかけに、AyaHideのテニス観戦熱が暴走を開始。
  • “結婚記念日だから豪華にいこう!”のMonte-Carlo Rolex Masters(4月18日)
  • “せっかくのリゾート地だから今年は泊まりで行っちゃう?”のCatella Swedish Open(7月18日)
と、次々にチケット手配に着手。

『だって、来年はもう帰任してるかもしれないもんね~』などと、特に根拠のない理由で都合よく正当化するところは、相変わらず小市民なんですけどね。

一方で寂しいニュースも。3月上旬にMalmoで予定されていたDavis Cup1回戦、Sweden vs Israelの“密室開催”が決まってしまった。昨今の中東情勢の影響(デモ等)を案じたスポーツ協会の苦肉の策とのこと。両国は4000人収容の大ホールで、誰からの声援も受けることなく試合をこなすことになる。先のDubai Openで入国拒否されたイスラエル人選手(Shahar Peer)も気の毒だったが、今回のケースは多くのテニスファン(含AyaHide)をガッカリさせる結末。

2009/02/23

Karnevalと旧交の旅(Aya)

1990年以来の友人Jensとその婚約者のKati。

6月にルンドで10年振りの再会を果たしてから、『AyaHideYouのドイツ旅行』計画は粛々と進められていた。

で、2月のカーニバルにて実現。一緒に住み始めたばかりというMarburgのアパートで、みごとゲスト第1号獲得(厚かましさの勝利)。

このJens、皮膚科の開業医であるKatiと一緒の生活を実現するために最近仕事(会社)を変え引っ越してきている。ドイツ人にとってどれくらいノーマルなのか分からないけど、ちょっとHideと似た境遇にあるというわけ。

“類友”ね。

カーニバルは電車で2時間ほど南下したMainzという街へ。この日は“コドモが主役の日”とのこと。街には仮想した老若男女が溢れ、たくさんの子どもが参加するパレードは2時間ほど続いた。

この旅行をとても楽しみにしていたYou。JensとKatiにもすぐに慣れ、手を繋いだり抱っこしてもらったり。0歳からの保育園生活で培った、“甘えられるもんなら誰でも” 戦法をイカンなく発揮する。AyaHide的には“微笑ましい”だけでなく“助かっちゃう”。


そしてドイツビール?! 言うまでもありません。世界のドイツビールです。美味。10年で20kg近く太ったというJensのビール腹も責められません。

(そういう意味ではドイツ在住じゃなくてよかったワァ・・・)。

ちなみに彼、身長193センチ。

あっという間に過ぎた2泊の旅のおわり、『いやぁ~今年の夏休みはもう1回ドイツだな~。いつ休もっか?』と意気込むHide。

ん?!


彼らしくない計画的な発言。これはビール以外にもモチベーションがありそうだゾ・・・・・。

『ポルシェってさぁ、レンタカーしたら幾らだろね?』

はっは~ん。アウトバーン・・・ですな。