2008/06/06

Ven島ふたたび(Aya)


Swedish National Holidayの3連休、計画づくりが遅れたこともあって遠出することは断念した代わりに、Venにサイクリングに出かけた。VenはLandskronaという港町からフェリーで30分くらい、デンマークとの中間くらいに浮かぶ小さな島。HideとYouがこちらに来る前に、Ayaだけ出かけたことがあり、大満足した場所。

前回から1ヶ月も経たないのに、今回は日差し照りつける真夏の天気。フェリーにはすでに水着姿のスウェーデン人ばかり。「またまた、この人たち水温10度で泳ぐつもりに違いない・・」と小ばかにしていたが、海岸に出た途端、Youはその「小ばか」衆の一員に・・・。

うん、でも確かに日差しは強烈。風もなかったので水が少々冷たくても海水浴はナシではなかったかもしれない。紫外線が怖いAyaはビーチで独り、長袖長ズボンを通しきった(暑)。

遊びつかれたYouはビーチからの復路、自転車の荷台でzzz。くるまで帰宅する途中で寄ったスーパーでは大不機嫌。最近、かんしゃくを起した時の感情の高ぶりに驚くことが多々。成長の過程なのか、環境の変化のせいなのか、はたまた性格に因るものなのかは判らない。

言葉と力では負けるわけないと思っているAyaのチッポケな天下も、崩壊する日が近いかもしれない。

2008/06/05

あわや事故(Aya)


Ayaは目撃していないが、Youの鼻筋の擦り傷は学校での小事故とのこと。"Flying Fox"という遊具(ターザンロープのようにロープをつたって滑るブランコ?のようなもの)で遊んでいるときに、友達の靴が当たって擦り剥け、その勢いで台(高さ1メートル)から落ちたのだとか。目撃していたHide曰く、見事な一回転をして背中から着地したYouは、靴による擦り傷以外はまったくの無傷。

とりあえず、医者にかかるような怪我じゃなくてよかった。福祉先進国というイメージのあるスウェーデンだが、医療事情には問題が多いとのこと。何せ、万人が無料、または非常に小額で医者にかかることができる一方で、診察を受けるまでのハードルがすごく高いと聞いている。高熱で苦しんでいても「意識があるなら大丈夫。3週間後なら診察できますよ★」といわれてしまうとか・・・。

幸いにして、家族3人それなりに丈夫。風邪や病気よりも、38歳目前にして未だやんちゃ坊主のHideと、その血を受け継ぐYouの怪我のほうが心配。ドンくさいAyaには想像できない動き。

明日からスウェーデンは3連休。

ご近所 (Hide)



我が家のご近所さんたち。形は全部違うが黄色い壁で統一されている十数軒でコミュニティが作られていて、コミュニティの中庭を歩いているとちょくちょく”Hej!(こんにちはっ!)”と声をかけられる。ほんとオープンでフレンドリー。どう表現していいか判らないのだけど、自分としては受け入れやすいどこか日本的な感じがする挨拶。


昨日もご近所のおじいちゃんに声かけられて自己紹介したときのこと。おじいちゃんがYouに握手を求めると、なんとYouがなんの躊躇もせずに手を出して握手。これまでの2週間は必ず自分かAyaの後ろに逃げていたのに・・・”学校”の成果。

挑戦 (Hide)

日本の会社をやめて、片付け・引越ししてスウェーデンに来て、You・Ayaとともに新しい生活のペース作りをして、Youも”学校”に行き始めて・・・目まぐるしい変化の3週間が過ぎた。

日本では仕事では一人前にできるようになってきたと自負していたが、ここはスウェーデン。さまざまな不安が37歳男の胸を揺らしてくれる。さぁ、来週からどうなることやら。Lund駅前、街の真ん中にありながら本当に静かでゆっくりとした時間が流れる家で考えを巡らしてみた。

YouはPreSchool 4日目。今朝、Ayaと一緒に”学校”に送ったが、こちらが「バイバイ!」っていうと、先生や友達のところに走っていくほどに。午後は初めての劇遊びを見に行こう!Aya, Sorry!(笑)

2008/06/04

Push Push! (Aya)

着任から1ヶ月、Ayaの所属組織に比較的大きな組織変更があった。上司が変わったのが最大の変化(スウェーデン人→イギリス人)。同時に、今回の赴任期間で達成すべきことや向かうべき方向、その重要性など、アサインメントの輪郭がにわかに明確になり始めた。

2年間で、目に見える結果を出すことが本当にできるのだろうか。しかも、来週からは我が家に主夫はいなくなる。学校のお迎えは17時15分。仕事のプレッシャーにはワクワクした気持、タイムマネジメントには不安。

今回の改組にはHappyじゃないメンバーもいる様子。それだけに、「通常社員の3倍のコストがかかる」という枕詞がつきまとう赴任者の存在は、どうしても際立ってしまう。同僚の3倍の貢献が、しかも誰の目にも明らかな貢献が、私にできるのか?!?!これまで随分長い間仕事をしているが、自分が1人の責任者として何をDeliverできるのか、ここまで「結果」について考えさせられたことはなかったかもしれない。

HOW FUN! !! 新しい環境にあっという間に順応するYouの姿が、今のAyaのベンチマーク。Hideが庭の花で作ったアレンジメント(?)を愛でながら飲むワインは美味。

バルト海 (Hide)

Youが学校に行っている隙にスウェーデンに行く前に買ったパソコン設定やネットワーク環境などなど整えた。週末に3人でいったドライブでバルト海でYouが本当に愉しそうに遊んでいる姿を。

Second day (Hide)

Preschool 2日目。前の晩に「明日、学校行く?」(日本での幼稚園から少し頑張らないとイケないという意味をこめて、”幼稚園”でなく”学校”と呼ぶことに)と聞くと、迷わず「行く」という返事。先週、下見に行ったときに一緒に遊んだ同級生の女の子と遊びたいけど遊べなかったらしく、次こそはと思っている様子。

実際、迎えにいったら元気に駆け寄ってきて、午前中にその子と一緒に遊べたことをうれしそうに話してくれた。

9ヶ月から保育園に預けているからか、本当に適応するのが早い。海外での仕事は初めての私も見習わなければ・・・

学校では木曜日(YouのPreSchool4日目)に、今年度の最終発表会の劇がある。Youもお化粧して何かの役をやらせてもらえるらしい。本来なら会社に行く予定だったが、スウェーデンは金曜日が祝日で木曜日には人がいないらしく、先方から来週から来てほしい、という連絡あり。ラッキー!Youらの劇を見に行くとしよう。

2008/06/03

You's First day of Pre-School (Hide)

 
 Preschool第1日目のYou。午前中は1学年上にいる日本人の男の子(ここの2名ほど日本人がいる)の助けももらって比較的楽しく過ごしたらしいが、ランチ後教室で先生の話を聞くときに最後の5分位で泣き出したらしい。13:30に迎えた時には、涙ボロボロだった。


話を聞いてみると、先生の話が英語で解らなかったからではなく、私の迎えが遅いと感じたために不安になって泣いたのだと。私は約束の時間通りにいった訳だが、Youは時間が判らず感覚的に長いと感じたためだろう。
車に乗ると完全に普段のYouに戻って、いつも甲高い声でPreschoolであったことを話していた。

2008/06/02

Bad Mother(Aya)

今日からPre-School開始のYouが夢から醒めるのも待たず、Ayaは4時起床でロンドン出張。さすがに後ろ髪引かれまくる。でも私は新米だし、せっかく日程調整してくれた相手方に申し訳ないので、言われるがままのスケジュールに従った。

ところが、MTGの合間に「実は今日はムスメの学校初日でさ・・・」という話題になったとたん、周囲の表情が一変。「Aya、お前はなんて酷い母親なんだ(You are a bad mother!!)」、「MTGはまたいつでも出来るから、とにかく早く帰ってやれ!!」とまくし立てられる。彼ら、ホンキ。

言われるがままにフライトを当初予定の便より2本も前倒して、帰宅。残念ながらYouはもう夢の中だったけど、仲間の配慮には感謝している。親がひとりの親としてスナオに望むことを実行すればよいのだ。

ほんのりあたたかい後味のエピソードになった。出張費は無駄遣いだったかもしれないけど。

酒大好き夫婦 (Hide)

 

スウェーデンでは、3.5%以上のアルコール度数の酒は、Systembolagetという政府が運営する酒屋での専売になっている。酒大好き夫婦の我々にはとても重要で、住む場所とともに最初に2軒見つけておいた。日曜日は休みなので注意が必要。先週はYouと一緒の買い物だったのでまとめ買いできずに、ほぼ毎日調達していたので、なんとなく気を使って日替わりで店を変えて買出し。


2回目の週末を終えてのワイン実績を・・・ 右からMitolo 2006, Mclahey Yale, (オーストラリア)、Far Niento 2000, Cabernet Sauvignon, Napa Valley、Masianco 2007, Pinot Grigio&Verduzzo, Masi(イタリア)、KSARA 2006 Bekaa valley(レバノン)、Carman 2006, chardonnay, Maipo Valley(チリ)

You Pre-School下見 (Hide)

今日からYouは、現地のInternational Pre-Schoolに登校。英語がまだまったく話せないYouの不安を少しでも和らげるために先週1時間だけ下見をしており、そのときに一緒に遊んでくれた同い年の女の子と会える、ということを楽しみに週末から言い聞かせて、無事送り届けた。
それでも行きがけにはやっぱり午前中で迎えてに来てほしい、と弱音も。もうすぐ5歳、話が通じない相手ばかりに不安を覚えるのは無理もない。今日から3日間は、13:30に迎え、4日後からはいよいよ終日預けいれに挑戦。

Pre-Schoolとしてのカリキュラムは、先週終わっており8月20日ごろから再開。その間はChild-careという形で預かってもらえる。預け入れる予定を記入して提出するのだが、10週間分の両親の予定を聞いてくるなんてところは如何にも長い夏季休暇が一般的なスウェーデンらしい・・・

Youを送り届けて、スウェーデンに来て初めて一人での時間。自分自身も3日後から新しい会社がスタートする準備をしなければと、改めて気を引き締める。

2008/06/01

週末満喫:日曜日(Aya)

今日も快晴のルンド。これはじっとしているワケにいかないと、一家3人朝からソワソワ。Ayaの実家とのSkypeもそこそこに、海が見える町にドライブに出た。1時間半くらい東に向かったSimrishamnという港町は、バルト海をのぞむリゾート(?)地とのこと。

友人に紹介されたレストランで魚料理に舌鼓の後は、ビーチでひと遊び。


気温は20度ちょっと、水温はせいぜい10度をちょっと越える程度だと思う。にもかかわらず地元のスウェーデン人は水着、そしてなんと、泳ぐ!!

いくら極寒の地で育っているからって冷たいモンは冷たいだろ~。短い夏と太陽の季節をめいっぱい楽しもうとするのは分かるが、ちょいと貧乏性過ぎやしないか?!?!と言えるのは、まだこの地で冬を経験していないからかもしれない。

水際で散々遊んだYouは帰りのクルマで爆睡。帰宅したら、庭のバラが10輪ちかく咲いていた。Season of growth。明日から学校のYouも、木曜日からシゴトのHideも、まだまだ駆け出しのAyaも、大きくなあれ。