2008/08/09

格下げ(Aya)

お待ちかねの、ばぁば&マッキーのご来瑞。一目会って以来、両親には近づこうともしない。寝るのもお風呂も食事も歯磨きや公園遊びも、すべて、マッキー(ランク1位)またはバァバ(ランク2位)。ちょっと極端なんじゃないのぉ~と思いつつ、Youと離れて寝るのが久しぶりなAyaも、久し振りに熟睡できたりして、かなり愉しんでいる。
気を遣ったのかYou、「バァバとマッキーが帰ったら、またAyaチャンが一番だからねっ」と、要らぬフォローをしてくれる。いや別に、妬いたりしてませんけどね。

到着2日目は予報に反して素晴らしい晴天。ルンド市内でのんびりしようと考えていた予定を急きょ変更して、90キロほど行ったところにある遺跡、Ales Stenarを訪れた。鉄器時代?のものと言われる岩の遺跡。小高い丘の上に、数10メートルに渡って、大きな岩が、船を形どるように並べられている。誰が何のために作ったのかは、まだ分かっていないという。

海&草原&青空と雲&イミシンに並ぶ岩の風景はかなり印象的。歴史と自然から湧き出るのパワーを感じて悟りをひらく?You。
8月はザリガニの季節。もちろん、食べる季節。我が家も初のザリガニパーティー@庭をやった。期待値はかなり低かったんだけど、ザリガニは意外にもかなり美味でワインと抜群の相性をみせていた。コレと言って自慢できるような食の豊かさはないスウェーデンだが、夏の終りの風物詩であるザリガニを母と妹に愉しんでもらえたみたいで、とりあえず良かった。

今夜も静かに眠れる夜になりそう。時差ボケ気味の母妹とともに、Youはすでに夢の中。

2008/08/07

パパの日・ハハの日・・(Aya)

今日はロンドン日帰り出張。日帰りって言っても、朝5時半の電車で空港に向かい、7時半の飛行機に乗って2時間。時差があるからロンドン時間の8時半に到着。入国審査でけっこう並ばされ、かなり横柄な態度の入国審査官と「なんで日本から来て1日で帰るんだ?」「いや、私はスウェーデンに住んでいて・・・」と毎度まいど同じ会話をし、Tubeに乗って本社オフィスに着くのは10時頃。MTGして夕方5時の便に乗って戻ると、帰宅は21時半くらい。結構キツいのだ。ヒースロー空港はいつも混んでいて、セキュリティもやたら厳しいし、フライトはデフォルトで遅れるから、良い思いをしたことがない・・・。

それはさておき、明日は8月8日。オリンピック開幕以外にも、Aya的には色々ある日。

(1) 大学時代の恩師、H先生の還暦バースデー。ぱちぱち。交通事故で瀕死の怪我を負ったのが10数年前。よくぞここまで・・・・てのは大げさかもしれませんが。これからもますますお元気で!

(2) 赴任前に在籍していた会社で、子どもをもつ男性社員対象の"Fathers' Forum"が開かれる日。これは、赴任前に私が担当していた仕事の一端で、「こういうことをやりたい」と思いを募らせていたイベント。実現にこぎつけたのは、かつての仲間達の努力の賜物。ぱちぱち。ちなみに、「8月8日=パパの日」というコジツケも、なかなか面白い。(「ハハの日」とも読める・・・笑)。

(3) Ayaの母と妹が、ご来瑞。Youは数日前から既に有頂天。彼女にとっては8月8日=ババの日ってトコ。1週間少々滞在予定。

ちなみに、Ayaの父は仕事を理由に日本残留。Ayaの1000倍くらいモーレツジャパニーズビジネスマンだから、仕方ない。Youのカレンダーに「ジジの日」が刻まれるのはいつになるんだろうか。ジジ≒音的には10月10日? 2月2日? いずれも、南スウェーデンを訪れるには、あまりお奨めできない時期。

2008/08/06

ランチビール(Aya)

赴任してきて早々、社員食堂で昼食時に生ビールを飲む人々の姿をみてひどく驚いた。一緒だった同僚によると、

「あぁ、あれはライトビールだよ。ビールっていっても、ビールの味がする飲み物。本物じゃないよ。」


とのことだったので、一気に興味が醒めて、その後目もくれなかった(日本にもある、あの、運転する人専用ビール:0.5%程度のものと思い込んでいた)。


が、先日、「生」じゃなくて「瓶」のソレが置いてあったのでふと見てみると、ななな・なんと、2.1%って書いてあるじゃないですか!!しかも、社食で食事すれば1本タダでついてくる(水 or ビール)。で、結構な割合で、飲んでいる人がいる。


2.1%っていったら、アルコール量は普通のビールの半分弱。立派にアルコール飲料だろー。1本で割とホンワカした気分になれるし(=2.1%と知って、早速飲んでみたアタシ)。


なのに、よりによって水と同列なんて、ビール様に失礼だわ。

でも、巷のレストランでも水とこのライトビールは同じ値段だったりするらしく、名実ともに位置づけはソフトドリンクということらしい。飲酒運転に厳しいこの国だが、「ライトビール1~2本までは平気」という噂も聞いた。

モノは言いよう。

2008/08/05

奇跡のショッピング(Aya)

コッチに来て初めて、服が買えた。あり得ないと思っていたけど、服が買えたんです~。日本サイズでもXSなアタシは、大人の服は絶対買えまいと諦めていたんだけど。これは、ちょっとしたミラクル。

しかも、ジーンズ(ボトムスはトップスと違って、大きめサイズをごまかしながら着ることができない)。

24インチ。

更に、お気に入りのREPLAY

極めつけは、50%オフのセール!フッフッフ・・。

ストックホルムはやっぱり都会だなぁ~。色々お店も沢山あって、しかもジャパニーズXSにも対応してて。やっぱり国際都市は、いい。

ジーンズ1本で有頂天のAyaをよそに、Hideは上から下まで6~7点お買い上げ。中肉中背(最近やや大肉気味だけど)は、世界中どこに行っても服に困らなくて、いいなぁ。


あまりに嬉しいので写真公開。

あ、画面の前で吹き出した、そこのアナタ。これはロールアップです。長すぎるんじゃなくて、敢えてロールアップにしてるんですっ!!

ロールアップ可能なストレートジーンズが、ずっと欲しかったんですってば~。

2008/08/04

3泊4日ドライブ旅行_旅の課題編(Aya)

渋滞なしとはいえ、長時間のドライブ。AyaHideはさておき、Youにとっては時間をどう過ごすかが課題になる。

お決まりの絵本、折り紙、おやつに加え、最近購入した英語の歌のCDやYouがハマり気味のニンテンドーDSも駆使。Youが「こどもたち」と呼ぶぬいぐるみも3体持って行った。

それでも2時間を超えてくる頃には、退屈でギャーギャーと騒ぎ出す。そのギャーギャーを聞いてAyaがキレ、ガーガーと怒る。Youはその時の気分によって応戦するか、ビービー泣き出すか・・・。Hideは苦笑いしたり「そう怒りなさんな」とAyaをたしなめたり。Jonas号の中は動物園のようになる。

こんな時、Youに兄弟がいてくれたら・・・・(って自然発生するもんでもないけど)と心底思う。後部座席で勝手に遊んでくれるとどんなに楽だろう、そして夫婦の会話が楽しめるのに(結婚11年目、まだまだ話し足りないことが山ほどあるのサ)。

その内にこうやって眠り、動物園は、しばしの閉園。

3泊4日ドライブ旅行_ガラスの王国(Aya)

スウェーデン南東部のスモーランドは、豊かな森林(燃料)資源と水が育てたガラスの王国。かつては100を超える工房がひしめいていたとのことだが、最近は統廃合で16になっているとか。中でも最もメジャーなKostaを訪れた。

工房見学では、1000℃を超えるガラスの塊をクルクル回す職人にYouも興味津津。チビである特典を活かして人垣の前に立ち、デンマーク人と思われる同年代の少女と一緒に見入っていた。しかしその職人さん、そんな危険物を扱うにも関わらず短パン&サンダル姿なんだよね・・・・ポトッっと塊が足に落ちたりしたらどうするの?!と、Ayaは変なところでハラハラ。でも、日本の安全基準だったらやはりアリエナイと思う。


夕飯は工房内で伝統のニシン料理をいただくHytsill (英語だとHot Shop Herring)。ニシンのオーブン焼、ベークドポテト、ベーコン、ソーセージ、チーズ、パン、デザートといったメニュー。ニシンは塩辛いし、野菜はないし・・・料理の内容的には・・?!・・だったが、火を落とした炉のぬくもりが残る工房内の雰囲気や、伝統音楽を演奏するバンド(おじいちゃん1人とおばあちゃん2人)、音楽に合わせ歌い踊る観光客(主にシニア層)の姿など、とても愉快な良い経験になった。ちょっと、「ガイドブックにはない」系の、ディープなスウェーデンを味わった気分。

Kosta Shopでは、ケチなAyaにしては大盤振る舞いの買い物。花瓶、ディナープレート、サラダボウル、ワイングラス、キャンドルスタンド、クリスマスオーナメントなど。幾ら使ったかは、計算しないと心に誓っている。

来年には、Kostaのガラスをふんだんに使ったアートホテル開業の予定があるとのこと。ストックホルムと並んで、また訪れたい場所になった。

2008/08/03

3泊4日旅行_ルート編(Aya)

今回のルートは、地図にするとこんな感じ。B地点のストックホルムまでは650km。そこで2泊して、3日目にガラス王国の中のKosta(C地点)に移動、これが400km少々。最終日は300kmくらい。

距離は長いが、絶対に渋滞がないので移動時間はかなり正確に予測することができる。高速だろうが一般道だろうが、周囲に広がるは一面の田園風景。山がないのでカーブも少なく、かなり快適に運転することができる。しかも、高速道路は無料。Thanks to 高税率!! 新車のJonas号(V50)は1L平均で10kmを軽く超える高燃費で走った。

広く青い空、色づき始めた小麦畑、針葉樹林、湖の数々・・・。この美しさを写真におさめようとする無駄な努力は、もう止めた。語彙が少なすぎてコトバで表現するのも無理。「スウェーデン最高」を繰り返すボキャ貧夫婦AyaHideが同じ気持ちを共有していたのは、たぶん間違いない。


3泊4日ドライブ旅行_アクティビティ編(Aya)

3泊4日の家族旅行。クルマで遠出するのは初めて。移動距離が大きかったからか(3泊で1500kmくらい)、短い時間で実にいろいろな活動をした感じがした。

今回の主目的だった、Nordea Nordic Light Openは2日目に観戦。1967年ストックホルムオリンピックの会場となったスタジアムの一角に設置されたコートで行われていた。このスタジアム、なんとレンガ造り。芝はもち天然。観客席は木でできている。おそらく当時のままに近い状態で見事なまでにメンテされている競技場には、単なる歴史以上のものを感じた。

試合のレベル、いわずもがな。にも関わらず会場はガラ空き。見やすい席を取ったり、食事をしたり、飽きてしまったYouを合間に遊ばせたり(=Hideのしごと)する時のストレスがまったくない。

コート狭しと走り回る若い女子選手の姿に、将来のYouを重ねてアレコレ空想しているHide。目玉選手はデンマークのWOZNIACKI(優勝)。確か、ATP29位くらい。金髪&青い目。将来の娘の姿を重ねるには余りにも飛躍しすぎているような・・・・・とは思っても口に出さず、奔放なHideの空想ワールドの片隅に、自分もなけなしの想像力を預けて少し可笑しくなった。

初日&2日目の連日、Youの心をわしづかみにしたのが、ストックホルム中心部の公園に設置されたトランポリンのような遊具。単に飛ぶだけのトランポリンじゃなくて、身体をゴムで吊って高く高く飛ぶことができるようにしてあるもの。説明するのが難しいので、映像で公開。Youは他のどの子どもよりも小さいのに、怖がるどころか目を三日月にしてキャーキャー大騒ぎ。いつものシャイな性格はすっかりなりを潜め、係のお兄さんとのコミュニケーションも何ら問題なし。両親を振り返ることすらなかった。

積極的な姿勢を見せる娘の姿に、妙に感動してしまったAyaHide。1回数分間のアトラクションに50SEK(900円)×2回の投資は流石のスウェーデン物価を勘案しても高いけど、なんら苦にならず。