2008/09/13

パワーのみなもと(Aya)

今朝の市場で発見した、キンメダイらしき魚。スウェーデン語では“赤い魚”とだけ表示されていた。タドタドしい英語しか話せない魚屋のおばさんと、覚えたてのタドタドしいスウェーデン語で会話しながら買っていたら、隣に並んでいた婦人に、「この魚、どうやって食べるの?」と聞かれた。

どうやら、そこそこ珍しい魚のようだ。

そうはいっても、私もたくさんの調理法を知っているわけではない。今日は(も)、アクアパッツァの出来上がり。アンチョビ、ドライトマト、オリーブ、ケッパーなどを足して水で煮るだけで・・・・・


おおおおおおぉ、美味。 ワイン1本があっという間にあいてしまう。

これだけ巨大で、100SEK(1600円)も、物価の高いスウェーデンにしてはかなりのお買い得だったと思う。



冬のあしおと(Aya)

快晴の土曜日。そうはいっても、寒い。日本ならそう、11月下旬のキリッとした爽やかな朝という感じ。

嫌いな季節ではないし、晴れている限りルンドは格別に美しいので文句はない。
ただ、やっぱり寒い。
暖房はすでに各部屋でON。Youは腹巻完備で寝ている。冬用の羽毛布団ももう出してしまった。9月中
旬なんですけどね・・・。

今朝は、学校用の冬の外遊び着を買い揃えた。これ、スキーウェアではない。が、構造はスキーウェアと同じ(じゃ、スキーウェアなんじゃん)。聞くところによると、冬はこれに帽子&手袋&スノーブーツのいでたちで、雨が降ろうが氷点下だろうが雪が降ろうが、激しく外遊びするらしい。その激しさは、親の想像を超えるもの、らしい。

そういう環境を提供してくれる学校があって、よかった。自分だったら、「寒いから」「汚れるから」とアレコレ躊躇したり制止したりだと思う。洗濯が頻繁に必要とか、風呂が泥で汚れるとか、その程度のことなら何とか対応可能。

年長組になって、宿題なんってものも出るようになった。アルファベットひとつひとつがもつ音を正確に理解し、それを単語のつづりに繋げていくことを学習している彼女、YとIの音の違いを正しく聞きとり再現する。「Ayaチャン、それは違うよIじゃなくてYでしょ!!」つ、ついにその時が来てしまった。発音を注意される母。

彼女の成長は立体的。からだ×こころ×あたま。この3つが相互に影響しあいながら、高く太くなっていく姿を、夫婦並んで見守ることができて、それ以上何をや望まん。

2008/09/11

落第点_2(Aya)

月に1回+αのペースでUK出張がある。朝一番の便に乗るのは結構大変。5時半にはルンド駅発の電車に乗らなくちゃならない。


朝の駅ホーム。もう、こんなに真っ暗。1ヶ月前なら、もう高々と陽がのぼっていたのに。

さて、今回の出張目的は7月に受けたアセスメントの結果フィードバックを受けること。担当コンサルと2時間半の面談で、良かったところ/悪かったところを事細かに説明される。

こんなに長い時間、自分のことだけに焦点を絞って誰かと話をしたことなどあっただろうか?終わった時にはヘトヘトに疲れていた。

オーバーホールされた感じ。

内容そのものは、まぁ、納得。というか、この種のコンサルって話し上手だから、最後にはそれなりに良い気分にしてくれるんだろうけど(素直じゃない私)。

『自信をもって、失敗を恐れず、もっとリスクをとっていいのよ!』 だって。スルドイ。

夕飯は以前の同僚で今はUK駐在中のO夫妻とスペイン料理。しんどい一日を過ごした後、気の置けない友達と酌み交わすビールは、格別の味だった。

2008/09/10

肩の荷(Aya)

あれは2000年の終わりだったっけ、いわゆる「一生の買い物」をした。勿論、AyaHideで割り勘。ウチはなんでも割り勘だから、家もクルマも割り勘で買う。

当然ながら、返済はそれぞれの勝手なペースで。

で、その返済。どうやら完了。あ、ちなみに、Ayaは、完了。
お先にっ!>Hide。

あっけなかったなぁと思ったり、少しだけ気が楽に思えたり。でも、「一生の買い物」をしちゃったこの後って、何を買えってのさ?まだこの先長いのに。

来週で35歳。お金で買えない宝物を探す、新たなステージに突入ってところでしょうか。

張り切って参りましょう~。

2008/09/09

粛々と(Aya)

今の私の仕事には、決まったルーティーンがない。加えて、私が着任する以前には存在しなかった役割。つまり、これをやれば正解とか、この人に聞けば経験に基づきアドバイスをもらえるとか、そういう種類のものではない。悪く言えば、現場感覚が、あまりない。

テーマそのものの重要性については疑う余地はないものの、時に自信を失いかけることもあり、そんな時は;

「必要だから、私が呼ばれたんだ」 とか、
「毎日のルーティーンに邪魔されない環境で、推し進めることが期待されているんだ」

などと、机の下で小さな拳を握って自分を鼓舞することもある。気持が内向きにならないよう、落ち込みかけた時こそ、周囲と会話して方向性を確認するように努力もする。ちっぽけな努力だけど。

5、6年前だったか、似たような時期を手探りで過ごした経験を思い出す。奇しくも、扱っていたテーマは同じ。あの時も、これで良いのだろうか?いや、良いはずだ。の自問自答を繰り返しながら、思い悩んで、でも立ち止まらないように、目立たない努力を重ねていた気がする。

当時の活動が即時に実ったかどうかはさておき、あの時の経験があったからこそ、今私はココにいるのだと思う。

違うのは、5年分の経験を重ねていること。周囲をいかに巻き込むか。独りよがりにならずに、いかに社内外のベストプラクティスから学ぶことができるか。ビジネス現場に即した導入とは。持続可能なプロセスとは・・・。

粛々と、一思案しつつ・・・・・・・・・・・・・・・・・ zzz。

2008/09/08

分身かライバルか(Aya)

写真はコッチのハンバーガーチェーン"MAX"で、チーズバーガーを頬張るYou。この日はAyaYouが同じメニュー(ミニセット)をオーダー。Youは見事Ayaと同量をペロリと平らげた。ポテトはHideのMサイズと自分のSサイズを交換していた。もちろん、ケチャップたっぷり。

内容がジャンクフードだけにどこまで喜んでいいものやら・・・ではあるが、よく食べるようになったナァと、改めて。

(幼い頃はジャンクフードになるべく触れさせないように気をつけたもんだが、そんな努力はもはやどこ吹く風。便利さには勝てませぬ。)

食事以外にも、Youは確実にAyaより走るのが速いし、バランス感覚も良い、身体能力は何枚もうわて。それに、歌わせれば音程はキレイだし、英語の発音も互角以上かもしれない。笑顔はチャーミングだし髪の毛は柔らかくてきれいな栗色、クセもない。睫毛なんてクルンと上に向いているし・・・・。

なぜだ?!?!
自分より優れているという事実を突きつけられているのに、悔しくない。むしろ、嬉しい。もっともっと、高くタカク超えていけと願うばかり。そうは言ってもフクザツな心境が・・・・?全然、ない。

親心ってやつでしょうか。
あと10年もして、心身のレベルが本当の意味で互角になって来て、「うるせーババァ!」などという台詞を吐くようになっても、同じ気持でいられるのか、どうか・・・。

2008/09/07

料理の天才(Aya)

おお。

(スーパーの野菜コーナーでみつけた、日本の南瓜に似た・・)









おおお。


(切ってみてもやはり、日本の南瓜に似た・・・)








おおおおおっ。



(探し求めていたカセットコンロ。)







美味。



(鍋の季節はすぐそこ)。

モクモクのドヨウビ(Aya)

雨の予報が外れた土曜日。「ニホンゴのおともだち(You風)」を招いた『スモークとワインを愉しむ会』は大人13人子ども2人の賑やかな催しになった。

今回は温燻に挑戦。ハーブで味をつけたチキン、ゆで卵、チーズ、ムール貝、ホタテ 等など。途中で火が消えたり上手く温度を上げきれずにモタついたが、なんとか食べられるレベルにはできた(と、思う。「美味しい」と食べてくださった皆さま、ありがとうございます)。

次回に向けて課題はのこるが、まぁ、徐々に上手くなるでしょう。

それにしても手作り燻製ごときをエビに、大きなタイが釣れたもんで・・。写真はA夫妻がトスカーナで購入したというワイン(AVIGNONESI社 Desiderio 2001年。2004年もの1996年ものは楽天で発見。)。これが、美味!!このほかにも、写真を撮り逃したフルーツたっぷりの巨大ケーキやおツマミ、お花など。招待側の方がたくさん頂いてしまったのでは仕方がないじゃん。

何よりもなによりも、それぞれに個性豊かで気持ちがよく、キレものでたくさんの刺激を与えてくれる友人、先輩、大先輩との談笑はコノウエナイ。こういう機会に恵まれるAyaHideYouは本当に幸運。誰に感謝していいかわかんないけど、とりあえずお天道サマありがとう。

ん?煙のせいではなさそうだ。素敵な仲間と過ごす豊かな時間のシアワセに、目が滲む午後だった。