2008/09/05

落第点(Aya)

7月初頭に人事の主要メンバー全員が受けた「アセスメント」。丸一日缶詰で個室に閉じ込められ、とあるグローバルカンパニーの役員に任命されたという設定で、ビジネスシミュレーションやロールプレイ(顧客対応や部下とのMTG、ビデオ社内報のメッセージ録画や戦略シミュレーション)をやらされた。

結果が、今日送られてきた。予想通り、落第点。


写真は成績表。真ん中が「ふつう」で、右が「がんばりましょう」。左は「よくできました」。個別の項目はさておき、「がんばりましょう」がたーくさん・・・・。


ま、「ふつう」がマジョリティだっただけマシだろと自分を慰めつつ。マイナーショックって感じ。

細かく読んでみると、弱点が的を射ているから尚のこと憎たらしい。でも、実は自分でよく分かっていながら虚勢張ってバレないようにしていた弱点が、こうも簡単に「あらわ」になると、『ああ、無理しなくていいのね(どうせバレてんだから)。』と、気が楽になるのも事実。


ありのままのアタシを認めてあげながら、身の丈で精一杯、愉しんで、前に前に進むのみ。

2008/09/04

朝の定義(Aya)

私は割と朝が早い。平日は5時30分起床。朝からガッツリ食べる習慣がある(=充分な食事時間が必要)からでもあり、子どもの支度も含めると何かと時間がかかるからでもある。

学生時代は朝5時とか6時とかからの早朝アルバイトをしていたっけな、そういえば。あれはあれで、体力あったからできた技。9時まで働いて、そのまま大学に通っていたのだから。

ところで起きてから何するか。最近はすっかり米飯の習慣がついているので、毎朝ごはんと味噌汁、果物にコーヒーを準備する。出来上がったころ、Hideがノッソリ起きてくるのがパターン。Youは、6時15分にたたき起す。

そこから家を出るまでの1時間、Youに何百回も「はやくしなさいっ」を繰り返す。Hideはきっと耳にタコのはず。Youも言われ慣れてしまったのか、もはや効果なし。でも、馬鹿の一つ覚えのように、毎日まいにち、同じセリフを繰り返す。

早起きするには、早く寝ることが重要。ここ何年か、特別な事情がなければ23時まで起きていることはまずない。睡眠7時間は確保できている。優秀。というか、そうしないと月~金がもたないんだよね。

飲み会があった日にはその分起床時間をずらすようにしている。寝ないとだめ、ほんとに。

今朝。起きたら、表がまだ暗かった。5時半で暗いのかぁ~。来週はUKへの出張があり5時半の電車に乗らなくてはならない。暗闇の中出掛ける日が、ついに来てしまうことになる。

「眠」「寝」の文字を打ちすぎたのか、眠くなってきた。まだ9時半なんだけど、おやすみなさい。

2008/09/03

初めての純和食(Aya)

アタシが結婚したのは1998年。実家住まいから直接嫁いだので、独立キッチンをもつようになって10年が(も)経つ。

しかし、渡瑞前は「純粋な和食(含 おせち料理)は両方の実家で食べるもの」と勝手に定義づけ、いわゆる「おふくろの味」はほとんど自分では作らなかった。

それができる距離に住んでいた(Aya実家)幸運に便乗して、サボってただけ。

ココに来て、なんだか日本が恋しくなる今日この頃、ようやく重い腰をあげ、少しずつ純和食にも取り組み始めている。

先ずは、金時豆(に似たインゲン豆)の甘露煮。これはAyaYouの大好物。一晩水に浸して戻し、下茹でした後に圧力鍋で加圧10分。減圧後、砂糖と塩で味付け・・・・。

おお、成功。「バァバのより美味しいよ!ちょっとカタイけど★」と褒め&ケナシのバランスを上手にとるYou。

続いて、カレイの煮付。スウェーデンのカレイは日本のソレよりだいぶ大きくて、赤い斑点がある。ワタを抜いて表面のヌメリをとり、落し蓋をして煮ること10分。

おおおおおおお、味も見た目も見事なカレイの煮付が出来上がり。写真を撮るのも忘れてむさぼり喰ってしまった。

おかわり!の連続だったYouだが、一方で、「ちょっとしょっぱくない?」とここでも鋭いご指摘。味覚が発達しているのは、赤ん坊のころから外食が多かったからなのか?いや、料理上手のバァバのおかげなんだろう。


冬にかけての課題は「鍋物」。寄せ鍋はまぁ難なくできる。すき焼きやおでんには材料調達の観点で課題山積。

2008/09/02

生物兵器テロ(Aya)

スウェーデンでは、8月がザリガニ月間に指定されているらしく、先週末はその月間を締め括る最後の週末だった。もっとも一般的なのは、独特の香りがあるディルと一緒に茹でて冷凍してあるタイプ。これを自宅の冷蔵庫でゆっくり解凍して、あとはカニと同じ要領で食す。我が家でも、母妹が来ている時に一度、ザリガニパーティー@庭を催した
その後、横浜の友人(というか大・大センパイ)とザリガニが話題になったことがキッカケで、「よし、ここは一丁、スウェーデンの風を横浜にも送るか」と思い至ったところまでは中々よかった。
が、これが、後に恐ろしいストーリーに・・・・・・。
あれこれ探して、日本でも食用ザリガニを通販してくれる店を発見。8月最後の週末を指定して配送手配する。スウェーデン産のウォッカも配送。よし、これでご近所の皆さんに愉しんでもらえるだろう。
と、喜んでいたのはアタシだけ?!週があけて彼女から届いたメールには・・・


++++++
(抜粋&一部編集)
13:00pm
主人と子供が外出先から戻る。箱を指差して開封を命ず(促す)。開ける。ビニール袋の中にガシガシ動く茶色い物体を見る。生きてる!!なんか、たくさんいる!!ヤバイ!!冷凍じゃない!!外はゲリラ雨。。日持ちしない。。。。。調理法が書いてない。同梱の葉っぱはなんじゃ?いつまで持つのか?!PC=会社だ。AyaHideYouに連絡できない!!あ!時差があるからダメだ!!!!うじゃうじゃいる!!!!!!!!

++++++


ぬおっつ!まさか、生きて届くとは思いもよらず・・・。

その後、エビ・カニ類が苦手だという(ダブルパンチじゃん)ご主人によって近所に配られたザリガニ君たち。飼育されるに至った一匹を除いては、それぞれのご家庭で天寿をまっとうしたのだそうです。


しかし、生きたままのザリガニが、50匹あまりも箱に入って届く光景は想像したくない。いや、絶対無理。アリエナイ。そんなブツを送りつける私はちょっとしたテロリスト。

渡瑞から4ヶ月、そろそろ存在をアピールしておかなきゃ忘れられるんじゃないかという思いもあったんだけど、ちょっとインパクト強すぎたな、こりゃ。

あああ、笑い飛ばしてくださった皆さま、ありがとうございます。

小さなエンターテナー (Hide)


先週からわが家ではゲーム全面禁止になった。あまりにゲームにノメリ込むAYAYOUに苦言を呈し家族会議に諮ったところ、最終的に禁止令を出したのは、YOUだった。
私の(かなりの勢いでの)処分してしまおう!という提案にあわててか、自分から 「いいアイディアがあるよ。日本に帰るまでゲームはしまっておこう!」だと。
XXフィットとか脳トレ系ゲームをやりたいのだが、処分するとまで言ってしまった手前、ちゃんとしまっておくことに。

今日はAYAがスウェーデン語レッスンで夕食は久々にYOUと二人。結構楽しく会話しながら食べた後、ご覧のパフォーマンスが始まった。誰の真似だか分からないが、人を笑わせるのがうれしい様子。先週までならゲームに走っていたはずなので、禁止令は大正解です。

ただ、たまにシンミリとゲームでの楽しかった思いを口にして、日本に帰るまではできないんだよね~?なんて、確認してくる。相当やりたいのね。でも、YOU自身で言ったことだから一緒に守っていこう。


2008/09/01

Jag heter Aya (Aya)

9月1日。日本の学校なら始業式の今日、Ayaのスウェーデン語学校も開校した。通うはルンド市の外国人向け職業訓練クラス(のようなもの)。各国から20名の生徒が集まった。やっぱり欧州陣営が多いかな。東欧も目立つ。

一説には、発音が最も難しい言語といわれているスウェーデン語。た、確かに、難しい。大学時代に取ったフランス語の比にならない。母音がたくさんあるのと、アルファベットのならび方によってコロコロ変わる発音には、文字通り舌を巻いてしまう。

今日から年末までの毎週月・水、18時~20時半のクラス。ここは張り切って、せっかくだから初級くらいにはなっておきたい。

上司に言われたひとこと:「世の中には3種類の人がいて、(1)締め切りに絶対間に合わない人 (2)締切日ちょうどに提出する人 (3)締め切り日に限らずその日のうちに提出する人、Ayaは(3)だよね~」。褒められたんだと勝手に解釈しているし、自分の取柄はスピードくらいしかないと思っているけど、語学学習においては、もうスピード勝負はできない模様。

仕事もそうだけど、いろんな場面で、勢いに任せてやっつけるのとは別のアプローチを考えなければならんのだろう、この脳年齢に至っては。

2008/08/31

さいごの一輪(Aya)

8月最終日、ルンドは穏やかな晴天。天高く馬肥ゆる秋。うろこ雲を眺めてると、秋刀魚が食べたくなる。


庭のバラは5月にはじめの一輪をつけて以来、何度もなんども咲いては散りを繰り返してきたが、いよいよさいごの一輪になろうとしている。


来週は来客&庭で燻製づくりを計画しているのもあって、庭の掃除にひと汗(もち、Hideが)。Youはチョークでなつかしの「ケン・パ」。

近所の公園では、あちこちにビールの空き缶やバーベキューのゴミが散乱。ルンド大学の学生たちが野外コンパでもやったんだろう。「ったく・・・」と思う一方で、まぁ学生時代の自分も・・・・だし、夏を名残惜しむ気持にも共感はできる。