2008/05/16

Socialize(Aya)

この一週間はあっという間に過ぎた。

締めくくりはルンド大学日本語学科訪問。日本語学科との付き合いは私の前任、そのまた前任に遡るらしい。なんでもルンド大学ではかなり人気のある学科だそうで、60人の定員に対して300人の応募があるとか。今日はちょっとしたパーティーで、1年生が次々に日本語で劇や歌を披露してくれた。みんな、驚くほど日本語が上手。久しぶりに日本語で会話できて、むしろ私が楽しませてもらった。


彼らの日本に対するイメージは、もはやスモウ/フジヤマ/ゲイシャ/サムライではない。ハイテク/アニメ/アキハバラ/ゲーム とのこと。いわゆるサブカルチャー。この秋から慶応(Ayaの母校)に留学予定という2人の男の子にも会った。

留学生として大学院に通う日本人女性にも会う。笑顔がとても素敵な明るく元気な人。子どもが大好きとのことで、Youがこちらの保育園に慣れたら時々ベビーシッターを頼みたいと思っている。

Hideが渡瑞を決めたときのひとつの選択肢はルンド大学だった。最終的にはAyaと同じ会社で仕事をすることになってそれはそれでとても嬉しいことだけれど、歴史あるこの大学で勉強するというのも、面白い選択肢だったかもしれない。


多くの赴任者が住むマルメではなく、あえてルンドを選んだ理由のひとつは、スウェーデンの地元社会との交流を深めること。ルンド大学との付き合いが、ひとつの重要なチャネルになるに違いない。

2008/05/15

Wrapping up (Aya)

時差を考慮すれば、日本はもうすぐ5月16日。HideとYouがそれぞれ、会社と幼稚園に行くさいごの日。またもや、おセンチになって感慨にふけってるのは私だけかもしれないが・・・。

Hideへ:
お疲れさまでした。スウェーデンで新しく吸収する経験は、きっと私たち2人をもっと広く深い味わいをもった人間に育ててくれると思います。同じ会社に勤めて12年間、結婚してから10年間。今から暮らす新しい国/勤める新しい会社でも、楽しくやりましょう。飲んだくれながら。

Hideの携帯にYou宛のメッセージ:
「ゆうちゃん、あしたは ようちえん さいごのひだね。 せんせいやおともだちに たくさん ありがとうを しなくちゃね。かみほしかわようちえん たのしかったね。 すうぇーでんでも たのしい ようちえんが まってるからね。あと 7かい ねたら ひこうきにのって きてね。」

前に、前に、進むのみ。

2008/05/14

休暇のはなし(Aya)

スウェーデンの人々にとっての聖域、中でも日本人にとって驚きが大きいのはVacationではないか。5月のこの時期にもなると、

『今年の夏休みにどこに行くか?(計画を披露しあう)』

『夏休みの前までに片付けておくべき仕事は何か?』

『夏休みを挟むことを勘案すると、このプロジェクトの終了はいつごろになるか?』

という、夏休みを中心に据えた話題でもちきりになる(大袈裟ではなく)。新入りの私には、『どこに行く予定なの?』『もう決めたの?』『スウェーデン国内ならここがお奨め!』と、いろいろと教えてくれる。

ん~私としては、着任早々休暇のことを考える余裕はないんだけど・・・・。でも、何か考えなければ罪を犯しているような気がしてきた。とりあえずストックホルムかなぁ。


この町LUNDだって、私たちにとっては充分な観光地かもしれない。
HideとYouの到着まで、あと1週間。

2008/05/13

天気のはなし(Aya)

新しい仕事に就いて、新しい人に会うたびに100%必ず言われる言葉。You came in the right timing! Enjoy this weather! これ、大袈裟じゃなくてホント。

天気の話なんて、なんとなく話題がなくて沈黙が続きそうな時の「穴埋め」程度、という常識があるAyaには、これも新しい発見。それだけ楽しみにしていた季節の到来ということ、らしい。

それにみんな、やたらと太陽を浴びたがる。曇り空がちょっとでも晴れようもんなら、ゾロゾロと椅子をもって表に出て、真正面から光を浴びる。でも、日差しはものすごーくキツい。空気が澄んでるから?太陽に近い(?)から?突き刺さるような鋭さ。

日焼け程度ならいいけど、皮膚癌とか大丈夫なのかしら?!と、他人の心配してる場合じゃない。Ayaは紫外線アレルギーと乾燥性敏感肌なのだ。半袖の服は、スウェーデンでは着る機会がないかもしれない・・・。

2008/05/12

Happy News (Aya)

今日のうれしいニュース。

1.Ayaのスケジュールがイッパイになってきた(適度な忙しさはモチベーションの源)。
2.Hideの採用(現地採用ベース/Ayaと同じ会社)がほぼConfirmされる。
3.Youの補助輪がとれた!! (らしい)


3.のニュースには、フクザツな心境も。だって私、Youが立った瞬間とか、初めの一歩とか、ほとんどミスってるんだもん。立ったり歩いたりしたときは、Hideが育児休職していて、私は復職して会社にいた。今回も、Youにとっての大きなステップを、私は(会社にいて)見逃している。


世の働きマン(お父さん)達はこういう寂しさを感じているのか。ナルホド。

でも、4歳で補助輪が取れるって、ちょっと誇らしい(Ayaは7歳だった)。自転車の町LUNDで、家族3人サイクリングする日も近い!

2008/05/11

楽チンセットアップ(Aya)

我が家の場合、家具や家財道具、電気製品まですべて揃った家に入居したので、初日からほぼ普通に近い暮らしが実現。逆に、赴任者の中にはカラッポの家に入って、家具はもちろん、電球やカーテン、鍋釜まで購入しなければならないケースがあると思うと、ちょっと想像を絶する世界。

だって、こっちの家って天井は高いし窓やドアの形もいろいろだし、DIYの国だからIKEAに行っても組立サービスがないみたいだし・・・。独り暮らし経験がなく生活力に難アリの私には、本当にもってこいの家。ああ、なんという幸運。

そうは言っても、少々買うべきものなどがあり、週末を利用して古くからの知人(というか大先輩)に案内してもらって、近隣のMALLを廻った。こういう時、手を差し伸べてくれる人が居ると本当に心強い。


今日は母の日。Youからは3つのプレゼント。(1)Email「あやちゃん、いつもおしごとありがとう」 (2)Hide撮影の携帯動画「あやちゃん、いつもありがとう」 (3)電話「ははのひだけど、あやちゃんさきにすうぇーでんいっちゃったから、おでんわしたの」。エネルギーの素。Hideの配慮にも感謝。

そういえば私は自分の母に何もしなかった。母としても、娘としても、Ayaは不合格。