2008/07/12

計画変更(Aya)

コペンハーゲン→レゴランドと、デンマーク2泊旅行を予定していた朝、明け方にYouのうなされるような声で目覚めた。ヤな予感は的中、体が熱い。

朝まで待っても下がる様子がなかったので、とりあえずコペンハーゲン(1泊目)の予定をキャンセル。

幸いにして熱がある以外には元気で食欲も問題ない。この国で医者を必要とする病気になるのは本当に怖いけど、そういう類のものではなかったみたい。たぶん、渡瑞から1ヶ月間、刺激を受け続けた脳がオーバーヒートしたんだと思う(知恵熱ってやつ?)。

「何が食べたい?」に「トマト!」で、ニッコリポーズ。 (なんかYouの従妹のナッちゃんに似てきた気がする)。

日中も上がったり下がったりを繰り返し、夕方になってもまだ本調子じゃないので、涙をのんでレゴランドもキャンセル。本人よりもAyaがガッカリ・・・・。でも8月下旬に同じレゴランドホテル宿泊パックの空室をみつけ即予約シトキマシタ。

疲れが出てもおかしくない時期。私たちも、ここらで充電シトキマスか。

スウェーデン テニスプレーヤー (Hide)

飛行機で一緒になったBjorkmanが降りてくるところを。。。今日は、スウェーデンオープンをやっていることをインターネットで今しってしまった。ここから車で1時間ちょっとのところである。だから、先週Wimbldonの後、コペンハーゲンに来たのだと納得。

今回もダブルスでは、セミファイナルには残っている。36歳プロテニスプレーヤーをテレビで応援しよう!

スウェーデンのテニス環境は、アンツーカ、オムニ、室内コートが結構あり、しかも当日でもあいている。38歳のアマチュアテニスプレーヤーとしても、会社後に2度ほど練習したが、テニスはやはり楽しい!

1か月 (Hide)

新しい会社での1か月が過ぎた。Youの成長ぶりには全く追いつかないものの新しい環境、仕事内容、言葉と格闘して、ちょっとだけ前に進んだ、と思いたい。振り返ってみると、うまくいったように思う日と、もっと早くキャッチアップしないとみたいな気持のプレッシャーを感じる日と毎日日替わり弁当だったように思う。しばらくこんな感じだから体調壊さないようにしないと。なんせ、スウェーデンで医者に診てもらおうとしたら、その方がストレスなくらい待たされるらしいから。38歳なので、急激には成長しないけど、少しずつやるべ。

AyaがYouを会社に連れてきたついでに4Fの自分のオフィスにも連れて行ってみた。ちょうど、上司がいたのだが、「おトモダチ?」の一言。いやいやあれが会社のセンセーだって。

Youは、センセーの言っていることは全部わかるらしいので、自分も早く”トモダチ"が言っていることが全部わかるようにならなきゃな。

2008/07/10

お迎えラッシュ(Aya)

Youのお迎え時間は通常は17:30、夏季は16:30に短縮される。日本では20:00お迎えだったことを考えると劇的な短縮になるのだが、それでも彼女は朝いちばんに登校して、お迎えはビリ。

渡瑞1か月であることを考えるとちょっと可哀そうかな・・とも思う。でも、もう5年間もこの生活を続けてきている経験もあって、HideもAyaもそういうフクザツな親心は上手くコントロールしているのだけど。

先生曰く、「Youは転んでも絶対泣かないし、お友達にはやさしいし、みんなにFriendlyなとてもよい子よ★」とのこと。嬉しいコメントではあるが、家での甘えん坊ぶりやシャイな性格を知っているだけに、驚きも。きっと、心底甘えられる相手がいない環境で頑張っているんだろう。

お迎え時間直前、HideからのSMSで「迎えお願い」との連絡。とりあえず閉まる前に迎えた後、オフィスに戻る。子ども連れてオフィスに戻る?!?!日本では想像しにくいアイディアだが、こちらでは日常に近い風景。子連れで社内を歩いていても、誰も振り向きもしない。

机の下で遊ばせながら、最後の雑用を整理していたとき。「ね~、カイシャではなんでもすきなことしてていいの~?」とYouの質問。「ちがうよ~」と答えると、「へぇ~センセーに言われたとおりにやるんだぁ~」。5歳児に核心を突かれた気がした。

信念をもって、自分の頭で考え抜きながら、この子に胸張って説明できる仕事を、したいと思う。

やめられない止まらない(Aya)

スウェーデンには(スウェーデンだけじゃなくて欧州全般なんだろうけど)、ローカルビールが沢山ある。2ヶ月経ってもまだ全部試せていないのが悔しい。

ので、まだMy Favoriteが定まらず、毎回違うビールを買っている。それはそれで、ビール呑みには新鮮な毎日でよいのだけど。

女性では極めて珍しい(らしい)、痛風発症とかの事態に至ったら、きっと I am legend なんだろうなぁ・・・。仕事で成果を挙げるより近道だったりして。

最近出会ったのは美味なるドイツビール。Erdinger Weissbier Dunkel(エルディンガー ヴァイスビアドゥンケル)。日本でも手に入ると思う。黒ビールは余り好きではなかったけど、これは違う。黒ビールにありがちなあの、ちょっとタル~い感じの後味がない。苦味の度合いや泡の感じもかなり好バランス。

これを読んで、早速買いに行きそうな元同僚のAiの顔が浮かぶ・・・ふふ、ホドほどね★

贅沢な話だけど、ビールを呑むときだけは、日本のウダるような暑さが恋しい。あの湿度の下で呑む美味しさはここでは味わえない。
再来週の日本出張が、ちょっと楽しみ。

2008/07/09

開店休業(Aya)

うわさには聞いていたが・・・理解していたつもりではあるが・・・。スウェーデンのHoliday Seasonは恐るべしだ。7月の1ヶ月間は出勤率50%を切っていると思う。最終週に至っては20%って言っても過言じゃない。

フツーに4週間取る。長い人は5週間。Ayaの同僚で最長は7週間。「なな」ですよ、Sevenとも言う。

ちょうど、新社屋完成の時期と重なってオフィス引越し中。パッキングしたついでに、夏休み入りま~すとばかりに消えていく同僚たち。新オフィスでは、いつまでも片付かないダンボールたちがつみあがっている。

ちなみに、今回の引越しでAyaとHideは同じビルの住人になった。アタシが1階で、Hideが4階。今までは徒歩5分の別のビルにいたんだけど、Youのお迎えのことなんかを考えるとずっと便利。

夏休みネタに戻ると、みんな一体どうやって過ごしているのか?!

(1) 家でのんびり。特に何もしない
(2)近くの親戚の家などでのんびりと過ごす
(3)サマーハウス=別荘に行く


あたりが主流。バーンと海外旅行~☆って人はそんなに多くない印象。チョロっとは行くのかもしれないけど。

それって、HideとAyaがもっとも苦手とする時間の過ごし方じゃん。4週間「のんびり」、ん~、もしそんなことになったら、私たちの場合、

(1)酒呑み過ぎて太る
(2)夫婦で顔合わせすぎて毎日喧嘩
(3)退屈すぎて気が滅入る

の3連発だろう。I am 日本人。

更に驚くのが、なんと、ほとんどの保育園に夏季休業があること。数日ってレベルじゃない。数週間完全に閉まるところもあるらしい。それってほんとに保育園なんだっけ?!?Youが通う学校は、「今年は利用者がいるから」閉まりこそしないものの、来週からは短縮で8時~16時半までになってしまう。

ま、会社が空っぽでヒマだから良いのだけど。

それならばこの時期を利用して語学を頑張ろうと考えたHide。アイディアは最高だった。が、やはり夏季休業によりコースがなかった。飛行機や電車も、観光客が増えるから増便する日本とは逆で、夏季減便。もう、脱帽ですわ。

そんな中、カンパニーカーが到着との連絡。レンタカーのVolvo V70よりも一回り小さいV50。ブライトブルーに白のレザーシートはかなり気に入っている。

「夏休み期間中でデリバリーできないから、取りに来てもらえる?もしくは8月まで待って」、担当セールスマンの言葉にスンナリ納得してしまったアタシは、結構適応力が高いと思う。

2008/07/08

世紀の大失敗3(Aya)

翌朝、「落し物センター」の窓口があくのを待って早速TEL。応答したオネーサン、

"あぁ、それならここにあるわよ~" アッサリ発見。

"でも、私もブルーのジャケットをなくしちゃって・・・・紙袋の隣に掛けたんだけど・・・"

"ちょっとまってね~みてみるから。(ゴソゴソ)。あぁ、紙袋の中に子供用のジャケットが2着入ってるけどコレかしら?色はブルーよ~♪"

Webに載っていた一覧を思い出す。

White paper bag with childre jackets・・・・・ "children jackets" = YouのとAyaの2着を指していたのだった。 ちょっと脱力。アハハなるほど、確かに私のは北欧人的にはコドモ用に見えるだろう。

嗚呼、でも、あってよかった。Bravoデンマーク!きっと彼らの地道な落し物回収~保管業務によって、年間なんびゃく人もの人々が「助かった~っ!!」と思っているに違いない。しかも、『見つかるかどうか分からない期間=ものすごいストレスを感じる時間』 が短いことで、寿命が縮むのを防いでいるはず。

国連などの国際関連機関が出している国家の発展度合いを示す指数の中に 『落し物発見率』を加えたらどうだろう。やはり、北欧各国が上位を占めるのだろうか。

あとは週末に取りに行くだけ。ちょうど、レゴランドに行く予定になっているので立ち寄ろう。ついでにコペンハーゲンに1泊してしまえ。美味しい焼肉屋があるらしい。・・・どこまでも、タダでは起きません。

なくしたジャケットを着ている写真@ロンドン。晴れて掲載できる運びになりました。ちゃんちゃん。

2008/07/07

世紀の大失敗2(Aya)

レインジャケット紛失@コペンハーゲン空港の続き。

Hideの慰めに何とか正気を保ってとりあえず帰宅。岐路、ケータイ会社勤務で得た知恵を最大限利用して(って、ただケータイでGoogleサーチしただけなんですけどね)、コペンハーゲン空港の「落し物センター」の連絡先を調べておいた。

それだけで、気持ちは30%くらい軽く≒眉間のシワが1本減る。

帰宅して片付け物もそこそこに、PCで詳細サーチ。そして・・・・・。

Thank God I am in センシンコク!なんと彼ら、毎日の落し物をデータベースにして、ひとつひとつにIDを振り、Webで概要を公開しているのだ。落し物をした人はこのWebで自分のものらしきアイテムを探し、彼らに連絡して詳細を確認するという仕組み。

ジャケットを置いたのが20:30過ぎ、帰宅したのが22:00、Webを調べたのが24:00過ぎ。既に何十もリストアップされている7月6日(日)の落としもの達の中に、アキラカに私のものと思われるアイテムが上がっていた。"A white paper bag with children jackets" 絶対間違いない。Youのレインジャケットが入っている紙袋のことだ。

その日の内に公開されるって、あれだけ巨大な空港で毎日大量の落し物をハンドルしていることを考えればあり得ないくらい素晴らしい。しかも私の落し物が回収されたのは明らかに夜間にあたる時間帯。

北欧人=夕方17時以降は働かない というレッテルを撤回に値するかもしれない。

もう1点、Ayaのレインジャケット。こちらは確実にこれ!と思えるようなアイテムは見つからず、でも時間と体力が切れて就寝。

眠りが浅かった。気が小さいアタシ。分かっちゃいるんだけど自分の器の小ささを思い知るたびに凹むんだよね。


つづく。

お寿司 in stockholm(Hide)

Youの寿司吸い込み映像を。大人1人前(スウェーデンの大人ですね。この量は)を平らげるのは立派。

世紀の大失敗(Aya)

愉しかったロンドン旅行、コペンハーゲン空港からルンドに向かう電車の中で悪夢の出来事が・・・。なぁんか荷物が軽いなぁ、とは思っていたんだけど・・・・。「あれ、AyaとYouのジャケットは?」っっっ・・・Hideの一言に全身が凍った。

すぐに、「空港到着ターミナルで立ち寄ったトイレだ」って分かったんだけど、脊髄が大脳に伝えまいと必死で否定。両手に持っていないこと、腰に巻きつけていないこと、周囲に落ちていないこと、電車の隣のおじさんが盗んでいないことを確認して、ようやく事実を認めるに至る。

買ったばかり(買ってもらったばかり)のレインジャケットを置いてきてしまった!Ayaのは実家の母がわざわざ航空便で送ってくれたシロモノなのにっ!!!私がホンキで慌てている様子に不安になって泣き出すYou。

あああ、ここまで順調だったスウェーデン駐在生活、ついに最初の壁にブチあたるのか。しかもよりによってモノスゴク大事なものを失くすとは。

容赦なく空港から遠ざかる電車。アタシの脳は相変わらず左脳で否定しようとし、一方右脳は必死で善後策を練っている。記憶をつかさどる海馬は、トイレ個室内の高い位置にあるフックにジャケットと紙袋を吊り下げる自分の映像を何度もプレイバックし続けている。

サイアクの気分。何かにすがりたくて、しまいには母ににてドジな性格に育ったことを悔やみ、贈り主の母を恨もうとしたり(苦笑)。

しかも!よりによって、ルンドに着いたら大雨。すべてが逆風じゃないの~~。涙。

つづく。

愉快なロンドン(Aya)

ストックホルム→ロンドンと出張続きの先週。すごく疲れる一週間だったんだけど、タダじゃ起きるもんかと、顎にできたデカい吹き出物に気づかない振りをして週末はロンドン旅行を決行。

4日(金)17:00 HideとYouをHeathrowでピックアップ → 19:30 日本食「土佐」でディナー → ロンドン市内泊
5日(土)AM バッキンガム宮殿で近衛兵交代式見学 → 12:00 中華街で飲茶ランチ → 16:00 New MaldenのHide知人宅訪問&泊
6日(日)再びロンドンで、Aya友人一家とランチ → 夜の便で帰宅

週末ONLYにしちゃ、良く活動した。そして、良く呑んだ!Hideに何が起こったかは、彼がそのうち語ることでしょう(ったく・・・・)。
Youはなんだかんだ文句?言いながらも、このスケジュールにちゃんと着いてきていたし、AyaHideの友人と会ったときはそれぞれの子どもとの時間を愉しんでいた。時々、疲れて写真のようにになってたけど・・。
我々の子どもらしいコメント。飛行機の中で手持ち無沙汰になったYou、
You: 「ね~、Youちゃんはなにしてればいいの~?」
Aya: 「ゆっくり、ぼけっとしておきなさい」
You: 「そんなのつまんない~!なにかすることないの?!」

折りしもウィンブルドンの決勝が行われていたロンドン。残念ながらチケットは到底手に入る状況ではなかったが、ウィリアムズ姉妹が丸儲けした女子単複、歴史に残る男子決勝、ともにその場で見たかった。殆どのチケットは抽選で決まるのだとか。来年は名前借りまくって、当ててやる。
かなりマニアックだけど、男子ダブルス準優勝だったJonas Bjorkman (スウェーデン)とは帰りの飛行機が一緒に。ちょっと興奮のAyaHide夫婦。でも、「サインください!」って駆け寄れるほどの勇気はなかったんだけど。
それにしてもダブルスの世界は、私たちの世代でもグランドスラムのファイナリストになれる。What a fascinating sport!