2010/07/30

ありがとう、サヨナラ(Aya_Hide_You)

スウェーデンを離れる時がきました。今回の投稿で、このBlogも幕引きとなります。

備忘録程度の気持ちで書き始めたこのBlog、気づけば2年間で500ポストにもおよぶ、壮大な(?)家族の記録になっていました。その役割を数えると・・・。

アルバム/Youの成長記録/旅行記/日本の家族・友人への手紙/愚痴・不満の吐き出し口/自分の気持ちを整理し、自らを鼓舞するための日記/口に出してはなかなか言えない、夫へのメッセージ などなど。

“日本にいた時より、AyaHide家の動向がよくわかる” をはじめとする、家族、友人、同僚、お会いしたことのない読者の皆さま(!)からの直接・間接のフィードバックが、継続の上での大きな励みになったのは間違いありません(ちょっと、『電車男』のような気分)。

結果としてですが、今となってはこのBlogがAyaHideにとってのとても大切な資産であり、我々自ら、折に触れて読み返すであろう家族史です。

引越しの準備に家じゅうをひっくり返しながら、夫Hide曰く、“まったくもって俺らAyaHide家は、落ち着いた生活には縁がないよね。いつも、何かにチャレンジしてる”。彼の表現には素直に同意します。私たちはちっぽけで、特段の才能も専門性もない会社員一家です。が、家族3人が同じ方向を向いて、互いを理解し尊重しあって、“Enjoy Life” という共通の目的のために努力を惜しまない・・・ 社会の最小単位である家族の一員である者にとって、これ以上何も望むものはありません。

このアサインメントを提供してくれた会社の諸先輩、(子どもがいても)Ayaの可能性を見切らずに機会を提供してくれた皆さまに感謝。

日本の風習上“通常”の域をややはみ出ることになったAyaHideの決断を受け容れ、応援してくれた家族に感謝。

赴任中に出会った同僚、ご近所、テニス仲間など、スウェーデンでの色彩豊かな人間関係に感謝。

環境の変化をもろともせず、すくすくと、心身共に逞しく、優しく、朗らかに成長した、娘Youに感謝。

そしてさいごに。自らの職を賭してでも、この2年3ヶ月を可能にしてくれたのみならず、この上なく思い出深いスウェーデン生活を実現してくれた夫Hideに、深くふかく感謝。

帰国後も、AyaHideYouは “Enjoy Life” のスローガンの下、ちいさな努力を重ねていきたいと思います。また何かの機会に、直接・間接に皆さまにご報告する機会もあろうかと思います。その時まで皆さま、お元気で。

広く美しい7月のスウェーデンの空の下で。 Aya_Hide_You。

2010/07/29

130(Aya)

ここにきて、やや雨模様の29日。予定されていた8時を20分ほどまわって、引越し業者が到着した。Goran(中)、Erik(小)、Jesper(大)は、強いスコーネ訛りのがある3人組。

想像はしていたが、“エエッ! この方々に大事な食器をお任せするの?!” とちょっと不安になるような、無骨男ばかり。う~む、自分でやっておけばよかったかな? でも自分でやると保険がきかないという話もきいたし・・・。とオロオロする間もなく、とっとと作業にとりかかる3人衆。

どうやら食器類はもっとも経験のあるGoranが担当してくれるらしい。と安心したのもつかの間。包み方はどう見ても日本の業者より大雑把。薄い紙でペロッっと包んで、何のクッションも施されていない普通の段ボールにポイッ・・・。

でも、ここにきて騒いでも仕方ない。きっとこの人たちはこのやり方で、飯を食ってるはず。任せる以外に手段なし。“買いなおせないものは何もないからさ” と、Hideの慰めもあって気を取り直す。

その後の作業もあっという間に進捗。昼休みもとらずに黙々と作業するのには驚いた(日本の業者って、かなりきちんと休憩とるのに)。なんと、14時には作業終了。船便115、航空便15の、合計130箱が家から排出された。

来た時は150だったはず。20減はいったいどこから・・・・。だって、ソファー買ったし、食器・雑貨類もたくさん増えたし。来るときは食品をたくさん送ったけど、20箱もはなかったはず。

梱包資材(クッション)の利用量の差、では、ないことを祈る。

なにはともあれ、家は赴任してきた時に近い状態に。家具付きだからカラッポではないけど、ガラ~ン、としてる。

帰るんだなぁ・・・・。

2010/07/28

前夜(Aya)

引越し業者は明日やってくる。

準備作業は大詰め。

5月に購入した家具(ソファ、コーヒーテーブル、カーペット)が無事配送され、リビングに所狭しと並べられると、より一層 “引越し直前” の雰囲気に。

“新しい家は壁が大きいから、何かアートがほしいね” と話していたところ、行商で油絵を売り歩いているというイスラエル人の学生が偶然来訪。

訪問販売的なものにはいつもはハナっからNO THANKSなんだけど、今回はあまりのグッドタイミングに、思わず2作品購入。

物理的にも、精神的にも、帰る準備は整いつつある。

2010/07/27

Best Friend(Aya)

このBlogにも何度も登場している、Youの親友のCandy(スウェーデン生まれのベトナム人)。学童が夏休みに入ってからも、毎日のように互いの家を行き来してきた。

今夜はそのCandy家(Doファミリー)との最後のディナー。引越したばかりの新しいアパートに招待してくれた。

友情の証にとプレゼントしてくれた色違いのペンダント、片方には“Best” もう一方には “Friend” の文字が。可愛いじゃないの・・・・。

YouからCandyへのギフトは貯金箱。『これでお金貯めて、日本に遊びに来てね』という意味があるんだそうで。添えられたカードには "I will miss you. Let's have fun. Today is the last day together" と書かれてあった。

Candyの両親であるMinhとHa夫妻には、私たちも大変お世話になった。『友達になれて、本当によかった!』 と酌み交わしたビールは、サッパリと爽快であり、ちょっとホロ苦くもあり。 

この一家とは、この先どこかで必ず再会するような予感がしている。

2010/07/26

シメの旅(Aya)

そしてHideの言ったことが現実になり・・・。スウェーデン生活最後の家族旅行が実現。

色々考えた末、目的地はストックホルムになった。そういえば最初の家族旅行もここだった(2008年6月)。そして今回で5回目。実はAyaHideともストックホルムが好き。

 
適度に都会で適度に田舎。見どころ、買い物する場所、食事、いずれも充分なチョイスがありながら、のんびりした雰囲気や空の広さも味わえる。美しい水の風景も魅力のひとつ。

 
突然決めた旅行なのもあって、今回は愛車Jonas号で。6時間弱、渋滞ナシ、通行料無料の高速道路って本当にステキ。Youはいつものポーズでzzzzz。

ディナーはいつものEastで、いつもの寿司とセビッチェ。


一方で新たな試みは、美術館、博物館めぐり。国立美術館、現代美術館、北方(民族)博物館の3か所をまわった。Youが生まれて以来、殆どチャンスがなかっただけに、新鮮!! Youの “つまらない” とか “足が痛い” などのコメントは想定通りだったけど。


デザイン史のコーナーでは、いわゆる北欧デザインの歴史に触れることもできた。

道々で語らうスウェーデン生活の思い出や、帰国後の横浜での新たな生活。2泊の短い時間ながら、引越しのバタバタを忘れ、こういう時間を過ごすことができて、とてもよかった。

旅行の発案者はHide。彼の時間術(=愉しいことのためなら時間は絞り出すものでアル)には従っておくのが賢いのだと思う。

2010/07/22

本格化(Aya)

さて、本格的に帰任準備開始。

不要物の処分。使える物については知人に譲り、煮ても焼いても食えないものは捨てる。ものすごい量の不要物の中で生活してきたことに気づかされる作業。ゴミ集積場はAyaHide家のものであふれている。

書類・事務手続がらみ。別送品リスト作成、公共サービスの契約終了手続、税金まわりなど。加えて帰国後の家を購入してあるのでその手続も侮れない。これはHideの苦手領域なので、ほぼAyaが担当する。

家財類の分類。家具付きの家だったので、この家のものが間違って日本に送られないよう、事前の仕訳を行う。2年もすると記憶があいまいで・・・。

掃除。2年間生活するといろんなところに汚れが。最終的にはクリーニング会社を雇ってはいるが、自分たちでもできるところはやっておく。写真はテーブルのヤスリがけ。無垢材のテーブルには、この2年間で幾度とな行われたAyaHide家でのパーティーの痕跡(シミ)。1000SEKで購入した電動ヤスリが大活躍。

幸い毎日晴れ。作業を進めやすい環境に恵まれている。愉しかった2年少々の生活を振り返り、精算している感じ。

でも、ずっと作業ばかりではつまらない。夕方にはテニスに出かけたり、同僚・友人宅にディナーに呼ばれたり。ちゃんと遊びも取り入れている。

あとは、来週配送される家具(ソファやコーヒーテーブル)の到着をまって、本格的な引越作業、か。

その前に、『数泊でもどこかに旅行したい』と、隣で呟くHide。この天気だし、気持はわかる。

2010/07/18

ここで始まったツアー生活(Aya)

・・・・なんていうと引退したプロ選手のようなんですが。

3年連続3度目の観戦に訪れたのは、Båstadで開催されるSwedish Open決勝戦。連日の熱波はひと段落して、高原の夏のような陽気に恵まれた7月18日、今回はご近所同僚のT家を誘って5人でやってきた。

昨年の夏、Lundテニス部で合宿で利用したセンターコートはすっかり商業仕様に。(いやむしろ、このコートがガラガラの状態で、一般市民のクセにテニス合宿に利用することのほうがおかしいんだって)。

男子シングルスは、地元のヒーローRobin Soderling  v.s. スペインのNicolas Almagro。順位はもちろん、スタンド全体を味方につけるんだから当然Robinの2連勝でしょう、と決めてかかっていたのだけど、結果はフルセットでAlmagroの勝利。ATP250の比較的小規模な大会とはいえRobinにとっては地元。それはそれは悔しそう・・・。が、観る側からすれば、見どころの多い良い試合だった。会場全体の雰囲気も含め、Swedish Openは観る側にも心地よい大会だと思う。

思えばAyaHideの2年にわたるテニス観戦ツアーは、ここBåstadで始まった。2008年のSwedish Openに感動したのをきっかけに、その後、ストックホルム、バーゼル、モンテカルロ、ハンブルグ、Wimbledonなど、観戦したツアーは10大会を超える。

そうか、つまり今日の観戦をもって、ATPツアーめぐりもひと段落。締めくくりなわけだ。

色んなことに “さいごの” の枕ことばがついてくる。

2010/07/17

スウェーデンの夏(Aya)

最終出社、最終登校の後のおセンチな気持を、ひきずっている場合じゃない。夏真っ盛り!! 今日も超天気!! 長い夜、金曜日の夜を愉しまないテはないのである。

というわけで、ご近所の同僚T家で恒例化しているという、外ゴハン(夜のピクニック)に、念願かなって参加させてもらうことになった。

夜の7時をまわっても、“午後3時ですか?” くらいの明るさ。一方、日差しは日中に比べて緩やかで、時折吹く風は爽快。

お言葉に甘えて、AyaHide家は自らのビールのみ持参。Kuniさんが準備してくれた数々の手料理を無遠慮にバクバク。これは“外ごはん”の域をこえてます。むしろ“移動式家ごはん”。

ゴチになりました。

その後も、陽が陰りだす10時近くまでゴロゴロ、ぺちゃくちゃ。いつもの家呑みと変わらず。

この時期の猛暑は、もはや南欧では珍しいニュースではないんだけど、どうやら今年は北欧からロシアにもその影響があるらしい。Lundでも連日30℃超え。湿度が高くない分日本に比べたら楽だとはいえ、何せ、家の中が暑い。冷房なんて当然ないし、もともとの造りが冬仕様だから、熱を蓄えるようにできているらしい。一度温まるとなかなか冷めない。

太陽の出ている表で過ごす方が涼しいんだからおもしろいよなぁ。

2010/07/16

最終登校(Aya)

ガッコウが夏休みに入ってからも毎日通い続けたFritids(直訳するとFree Time、いわゆる学童保育)。その学童も7月19日から2週間の夏休みとなりクローズする。

(ちなみにクローズ期間は利用者のニーズに基づき決定。今年はこの2週間の利用予定者がいなかったため、長めの夏休みとなった)。

直前まではケロリとしていたYouも、さすがにスウェーデンを離れる実感がわいてきたのか、ここ数日は少し感情的になる場面も。

この子の環境の変化に対する適応力にはいつも驚かされてきた。が、それは小さくて訳がわかっていなかったという側面もあったんだと思う。小学生になって心が成長するにつれ、先生や友だちにバイバイをいうことの意味を理解するようになったらしい。

この日は迎えに行くと、(想定はしていたけど)ベソをかいていた。

“だいじょうぶよ、日本に帰ったらまたお友達がたくさんできるじゃない!” (先生のJawaria)

“メールやSkypeで会えるよ。それに、日本に遊びにもいくよ” (親友のCandy)

たくさんのなぐさめの言葉と、ながーいハグをもらって、ようやく笑顔。

その間、もらい泣きをこらえるのがしんどかったAya・・・。

2009年の8月に入学してから約1年。朝は一番に到着し、夕方の迎えは最後。ヌシのように長いながい時間を過ごした思い出深い学童だもんね。離れるのはさみしいよね。

結び目(Aya)

来週からは帰任準備で基本的には休む!!

と、宣言してあるので、今日は一応最終出社日になるのか。そもそも今週いっぱいは東京出張の予定だったのもあって、特段の実感とか感傷はない。

ほぼ完全に夏休みムードのオフィスは朝から静かで、同僚たちの顔は晴れ晴れとしている。この風景も観察するのも3回目か。でも、今回が最後か・・・・ なんだかんだいって感傷的な私。

時期的なものや、その他いくつかの事情があって、職場送別会の類は一切なかったが、かえってそれが良かった。会社を辞めるわけでもなければ、部署を変えるわけでもない。“ただ”国が変わるだけ。サラッと、さりげなく、潔く、去ろうじゃないの。

ダメだ、結局おセンチになる私。

ここで過ごした2年少々が、今後の私の職業人生にあたえる影響はきっと甚大。感謝の言葉は尽きません。

30歳になって以降、ほぼ2年ごとに仕事で変化が訪れている。そしてその2年の区切りを迎えるたびに、段階的に仕事の濃度とグリップ感が増しているように思う。

2年後38歳になったとき、さてどんな風に感じているんだろう。

なにはともあれ、スウェーデンでの仕事はこれにて幕引き、なり。

2010/07/12

Hideの子(Aya)


Lund在住の友人から送られてきたYouの写真。

“わっ、Hideに似てる”

が私のリアクションだった。目のツリ具合とか、顔の長さとか・・・。

ほおばっているのは好物のラズベリー。今がシーズンで、大粒のものでも割と安価で手に入る。大好きだというのを知ってて、Kuniサンが用意してくれたんだと思う。

かわいぃから、PCの背景にしちゃった、この写真。バカ親。

2010/07/11

新居(Aya)

横浜市に購入予定の新居。

週末を利用してリフォーム業者との打合せのために訪問。今日で4回目。だんだん、自分の家という気がしてきたっ!!

築年数は30年を超えているけど、前のオーナーが超がつくほどきれいに使っていたので、リフォームといっても大規模なものではなく、メゾネットの2階部分の水回り(洗面所、トイレ、洗濯スペース)が目玉。

写真のリビングは、壁紙交換だけの予定。ここに、デンマークで買った大型ソファがはいります。

次回は帰任後、Hideも一緒に最終打合せをする。着工からは2~3週間とのことなので、8月末には入居できるかなぁ・・。

そろそろちゃんと資金計画しなくちゃ(順番が完全に逆。。)。“暮らしていけなくはない”ということだけは、分かっているんだけども。

2010/07/09

肝脂監視(Aya)

帰任時人間ドックを、一足先に受診。

8月の烈暑の中、受診日に朝から水も飲めない状況で健康診断に行くのもちょっと嫌だし・・・と思った末の作戦だったんだけど、7月に受けたからって、状況は一緒。

夏に、人間ドックを受けるもんではない。

クリニックに到着するまえに干からびてしまいそうだったのを何とか耐えて、しかも短時間に終了したいがために、受け付け開始の30分前から現地到着(それでも1番乗りじゃない)。

以降スムーズに進んだけど、やっぱり人間ドックは好きじゃない。まぁ、そうは言っても、健康管理にはキチンと注意を払わなくちゃならない歳になってきているしね・・・・・。

なんとなく気になるから、いつも郵送してもらう結果を今日は当日聞くために、数時間後にクリニックに戻ってみた。もちろん、心配だったのは肝機能と脂質検査。

酒飲みですから。

結果票の表紙には、【C】の判定。や、や、やはり。この1年結構コンスタントに呑んだしなぁ・・・・とおもいきや、原因は肝臓、脂質いずれでもなかった。

体重が少なすぎる(とはいえ、この数年変わっていない)。
胃が荒れている。
血小板の数が多い。

のだそうだ。

体重を除いては、それらが何を意味するのかは不明。体調に変化がなければ大丈夫、とのことなので、とりあえず心配しないことにした。

遅めのランチで、肝機能セーフ!!を祝して独りビールを飲んでから、セール会場へと足を伸ばした私。

元気、元気です。

ワードローブ(Aya)

東京に“通う”ようになってから3か月、帰るたびに週末などを利用して、ついつい買い物してしまう。

日本、モノが多すぎる。街を歩けば欲しいものステキなものだらけ・・・。Lundでの、“探す行動すら、起こすだけ空しい”に慣れてしまった私には刺激が強すぎです。

ちょっと見るだけ・・・だったり、目的のものが決まっていたりする時も、なんだかんだとアレコレ買ってしまった結果、滞在先の実家のクローゼットは、どんどん豊かに。

これだけじゃない。鞄だの靴だの、ハンガーにかける必要のない小物なども含めると、何アイテム買ってしまったのか。

しかし、似たようなテイストのものばかり。青と白とストライプが好きなのが一目瞭然じゃぁないの。

しばらく控えます。

2010/07/06

キャンプの成果(Aya)

2週間のテニスキャンプに通ったYou。その成果をようやくこの目でみる機会があった(キャンプ中は送迎だけして、練習中は仕事に行っていたので)。

いつものようにHideがボール出しをし始めて数球。“Youチャン、すごく上手くなったね!!” のHideの声に、振り返ってみると・・・。

うまくなってる!!! 

スウィングスピードがあがってる、球に回転がかかるようになってる、少々前後するボールでも対応できてる。フォームは、“いまどき” の若い選手風。

キャンプのコーチが “Youは素質あるから、日本に帰ってもテニスは続けた方がいい” って言っていたのは、きっとただのお世辞じゃなかったんだ、と、確信するバカ親AyaHide。

動画を撮るのを忘れていたのが残念。本人の誇らしげな顔も、ちょっと可愛かった。Wimbledonで買った新しいウェアーとリストバンド、靴とラケットに共通するベビーピンク(注:ピンク嫌いのAyaも、最近は時と場合に応じてYouの希望を叶えるようになった)も良く似合ってる。

さて、横浜のテニススクールをまじめに探し始めなくちゃ。

(以下は上等なカメラをもっているTさん撮影の1枚。)



2010/07/03

バースデーケーキ(Aya)

40歳おめでとう、Hide★

手作りのショートケーキのプレゼントです。

もちろん、Ayaから、ではない!

なんと、テニス仲間のK君(男子)の手作りなんです。スウェーデンでは男性のお菓子作りは当たり前のようですが、いや、でも、これには驚きました。

味もとても良くて、なによりも気持が嬉しくて、忙しい中、Hideのために時間と労力を使ってくれた心遣いに感謝。

Hideとの人生10数年を振り返ってみる・・・そういえば、私は一度も彼にケーキを作ってあげたことがない(気がする)。

2010/07/02

Sharapova再会?!(Aya)

会社にMaria Sharaovaご来訪。ロビーで社員とのミニテニス交流とサイン会があった。WTAツアーのスポンサーやってたりする関係で、だと思う。

数日前、Wimbledonのセンターコートで戦う彼女を観たばかり。あたりまえだけど、試合の時とは表情が全然ちがう。柔らかで女性らしくて、可愛い。

とてつもなく背が高いことを除けば、私服を着ている彼女は、普通の20代の女の子だった。

あ、そうか、観戦したSerena Williamsとの試合に負けちゃったから、Lund訪問が実現したんだなぁ。勝ってたら、こんなところでこんな営業活動してる場合じゃなかったわけだ。

間近で見れたことを、喜んでいいんだか。

週末からは再び(&最後の)東京出張。帰瑞後はいよいよ引っ越しなので、マトモに会社に来るのは今日が最後。夏休みに入り始める同僚たちに、“じゃあね、バイバイ” のメールをしながら、これまで現実味を帯びなかった帰任が、意外に間近なんだと気づかされた。

2010/06/29

K家滞在(Aya)

昨年に引き続き、Wimbledonを口実にロンドンに住む会社同期、K家にお世話になった。

到着の26日はHideの40歳バースデー。男は40歳から、なんて言いますが、彼にとっても感慨深いみたい。szが準備してくれたご馳走はどれも超美味!!

さすが大都会ロンドン、の、手巻寿司。

K家(妻)のszとは15年来の付き合い。なんか、こうして付き合いが続いていくのも、ヨーロッパでお互いの家を訪問しあう機会があるのも、とても貴重でありがたいこと。


Youにとっても、待ちに待ったK家再訪問だった。なぜなら・・・そう、ワンコ。前回訪問時に出会ったナダル(女の子)が大そう気に入って、その後何度となく犬をねだられたくらい。



今回は、K家のお友達カップルの、プーマ(男の子)もいたので喜び倍増。檻に入り込んで、自分も犬になりきってる。

お散歩時はもちろん“Youがリードをもつ!!” と言って聞かない。ナダルは小型だけど力とスピードがある。

1年前はナダルもYouも、やることがもうちょっと幼かった。2匹とも成長したもんだ。


なんだかんだで、3泊も居座った私たち。長い付き合いの同期だからって、厚かましすぎ?! でも、おかげでロンドン旅行がより一層思い出深いものになりました。

2010/06/28

2年連続2回目の(Aya)

やってきました、“2年連続2回目のWimbledon” 。

甲子園出場校のような記述になってしまったけど、もちろん、ただの観戦です。いえ、しかし、ただの観戦というにはもったいないほどの幸運が、今回のWimbledonにはついてまわった。

何よりも、2年連続でセンターコートのチケットが当たること。何のコネもなくズルもせず単に抽選で当選しただけ。しかも今年、なんと最前列!!! A列って書いてあったから、もしかして、もしかして、と思っていたのだが、入場してみてびっくり。

←← 本当にココだったんだもん。カメラクルーの真後。今回の私のクジ運、何か意味があるのかしら。Hideの40歳祝い?! ヨーロッパ生活の締めくくりプレゼント?

第2のラッキーは、天気。晴天です。やや暑すぎた(30度越え)感もあったけど、雨より1000倍まし。


第3、試合のカード。愛すべきRoger Federerの試合がこの距離で。彼の球が超人的であることを追認できたのはもちろん、ポイント間に見せる所作のすべてが事細かに観察できたのが、Ayaにとってはタマラナイ経験だった。冷静に何事もなくポイントを積み重ねているように見えて、実は低く小さな声で “Come on!” と言ったりしてるんです、彼。ああああ、ステキ。

(メルツァーとのこの試合は楽勝した一方、次のラウンドで敗退してしまったのは、とても残念だけども)

その他にも、Venus Williams v.s. Maria Sharapova, Andy Murray v.s. Sam Querry を観戦。唯一の残念は、チケット2枚に対してAyaHideYouの3人だったこと。5歳以上は要チケット/5歳未満は入場禁止なだけに、どうにもごまかしが効かない仕組みになっているのです。1セット毎にAyaHideで順番に入ることで対応。つまり、Youはすべての試合を完全観戦したわけ。なんという7歳児。

そういうわけでウカレポンチなAyaHide。ハーフボトルで30£もするシャンパンだって、あけちゃいます。





大満足、大感動の締めくくりは、予想外のラッキー。帰りのヒースロー空港で、Caroline Wozniackiと遭遇。そこらへんのベンチで飛行機を待つ彼女をHideが発見し、Youと記念撮影。実の父親がコーチの彼女、傍らにはお父さんが(いつものブルーのジャージを着て)座っていた。“俺もYouが強くなったら、ああやってツアーに回るんだ”。 40歳の夢膨らむHideでした。

2010/06/24

Lund一望の空中散歩(Aya)

6月23日(水)。一年越しの望みが叶い、ついに熱気球飛行が実現。

きっかけは昨年のHideの誕生日。お祝いに空の散歩をプレゼントしようと思ってチケットを購入したのが、長いストーリーの始まりだった。

前払い制で、購入決済してからフライトの予約が可能になるシステム。“すぐに乗れるんだろう”なんてタカくくって、結構なお値段にもかかわらず気軽に買ったのだが・・・・。その後予約を繰り返すこと10回超。毎度まいど悪天候でキャンセルとなってしまっていた。

考えが甘かったのは事実。だってココはスウェーデン、1年の半分は冬じゃないの(気球の運航期間は5月から9月のみ)。しかもココはスコーネ地方。雨が多くてと風が強い地域だってのは重々承知だったはず。

そりゃ、キャンセルにもなるわ・・・。

それでも最後の望みを託して、Ayaの短いスウェーデン滞在期間中に予約を入れた23日、有効期間1年間のチケットが期限切れになる1週間前になって、飛ぶことに!!!

感動もヒトシオ。

Lund市内の小さな公園に集合した後、飛行準備を手伝う作業からイベントはスタートする。

バルーンを広げて、バスケットに接続し、





巨大扇風機である程度空気を送り込んだ後、バーナー(巨大!)で空気を熱すると、徐々にバルーンが浮かび始める。

この間、浮かび上がりそうなバスケットをスタッフが押さえる中、乗客は素早く乗り込む。







バーナーの熱と轟音は、想像以上。










飛行ルートはその日の風向きで違うのだとか。出発地点も、着地地点も、その都度決めるらしい。

今回はLund市上空。2年ちょっと住んだ我が町を、帰国直前のこのタイミングで、上から一望する機会に恵まれるとは。

さらに感動。


着陸はLund市郊外の草むらで(パイロット曰く、“着陸地点はテキトーに決める。ちょっとしたスペースがあればどこにでも降りれるからね”)。





バルーンをたたんで片づける作業を手伝って、シャンパンで(無事を)祝って全行程終了。

ちょうど、夕日がきれいな午後9時でした・・。

もう飛べないんだろうと諦めていたのもあって、これは想定外の嬉しいイベントになった。これまでキャンセル続きだったにも関わらず、Lundを離れる直前になって飛べたのは、

『単なる偶然じゃなくて、何か意味があるみたいだよね・・・・。』

帰宅後の簡単な夕飯を挟みながら、ちょっと温かな気持ちになったAyaHide。

2010/06/23

サマー?スクール(Aya)

気温は15℃足らずでも、夏休み。Youは、先週今週とテニスのサマースクールに通っている。

月曜~木曜の朝9:00から11:30、爽やかな青空の下たっぷりと運動できるのがうらやましい。児童数20人余りに対して、コートは4~5面使用。なんという贅沢。

コートからオフィスはクルマで5分とかからないので、9:00に送り届けた後出勤し、11:30にピックアップして学童まで送り届けて、またオフィスに戻ることができる。

両親が働いていても、これが可能な環境なのは、田舎町ならでは。

相変わらずダントツで低身長のYou。頭ひとつ分もふたつ分も大きな子どもたちに囲まれて、でも、たくましく練習しているらしい。靴やラケットのグリップは、アンツーカーの土で日に日に赤く染まっていく。まじりっけなしの太陽光を浴びて、顔が浅黒くなってきた(注:日焼け止めは塗ってるのですが)。

こういう毎日を愉しんでいる一方、残された日数が僅かだと思うと、ちょっと切ない気持にもなる。

クヨクヨしても何もはじまらない。帰国後だって、工夫次第でYouに豊かな学習環境を用意することはできるはず。

おセンチは程々にして、前に、前に進むのみっ。

2010/06/19

帰宅(Aya)

ああ、ただいまスウェーデンの我が家。
3週間近くに及んだ出張から帰るフライトでは、いつになくワクワク興奮してしまった。

日は長いけど、まだ夏の訪れを感じさせないすずしさ(寒さ)の南スウェーデン。そうはいっても、出かけたときに満開だった菜の花はもう跡形もなくなっていて、木々の緑はやや濃くなっていた。

我が家の庭の花たちも、ようやく1か月遅れの開花を迎えたようで。私が帰宅するや、何輪か切ってきてさり気なく飾ってくれたHide。“おぅ、久しぶり。” の挨拶は、まるで別居中夫婦のよう(ある意味、別居中か)。留守中のアクティブ振りから、やや想像はしていたものの、結構疲れている様子の彼。

ありがと。

6月19日は偶然にもいろんなイベントが重なった。

サッカーW杯オランダ戦・・・・あ、そう、やっぱり負けちゃったのね。
プリンセス ヴィクトリアの結婚式・・・・あ、そう、お幸せに。

小さな田舎町Lundの、小さなAyaHide家で過ごす夜。家族の寝息が聞こえる寝室で眠る小さな幸せのほうが、今宵のAyaにとってはよほど重要なのでありました。

2010/06/15

7周年(Aya)

相変わらずあれこれと活動している様子がうかがえるHideYou。週末は海釣りにいったとのこと。しかも、サバ大漁。Youは船酔いも忘れてはしゃいだのだそう。

海釣りは私も行きたいと思っていただけに、ちょっとうらやましい。しかもこんなサイズのサバが釣れるとはっ。

(以上、Hideは忙しいらしいので代わって私が報告)。

話題変わって、今日6月15日はYou7歳の誕生日。今年は東京から離れてお祝い。生きてさえいれば毎年やってくるものなので、クヨクヨしてもしかたないんだけど、

“どれっ、7さいになったYouチャンをだっこさせてみて!!” っとできる距離にいないのがやや悔やまれる。抱っこしてあげるときに見せる、赤ちゃん戻りしたような甘ったれた笑顔が、繰り返し頭に浮かぶ一日になった。

身長112センチ/体重20.5kg。乳歯は8本生えかわった。

昨年の記録をみたら、満6歳で身長108センチ/体重18.5kg。うぅ~む、身体的には伸び悩んでるというのだろうか・・・。

なにはともあれ、健康で、家族があって、支えてくれる人がいて、たのしみに思う明日があって、よかった。親という稼業に恵まれ、支援してくれる人がいる環境に感謝。

2010/06/12

さよなら M3 (Hide)

Aya不在の中、確かに生活はてんてこ舞いなんですが、それに加えてやらねばならない事があります。
それはクルマの売却。昨年8月にあと数年はいるだろうとたかをくくって買ったクルマの売却です。スウェーデンのフリーマーケットwebサイトのblocketを使って買ったクルマですが、再びそこに出品。

なんとかvacation前の売却を実現するため金曜日に値下げを宣言。そのあとの反応がすごかったです。電話、メール、SMSと十数人からのコンタクトありました。Blocketって素晴らしいっ。

その中で、土曜日の夕刻、実際にクルマを見るために3組目のお客様が家に訪れてきました。
3人でやってきた男たち。外観、室内、エンジンルームを隅々まで見渡し・・・。あれ?でもテストドライブはなし(見るだけで分かるほどのプロ?)。価格の交渉へ。

彼らの言い値から自分で設定したminimum +まで上げさせて決着。
もう少し高めをとも思いましたが、現金ニコニコ当日払い+今後の販売活動からの解放を考え、サインすることに。人間、現ナマには弱いです。

先週末、デンマークにお別れドライブにも行き、気持ちの整理はできていました。10か月間という短い間でしたが、いろんな思い出とクルマの愉しさを味わあさせてくれたこのクルマに本当に感謝です。しばらくクルマを買う予定はないので、きっと最後のエンジンだけのクルマになると思います。

ありがとう!BMW M3. UDC832

娘と長距離電話(Aya)

フルに東京での仕事をした今週、疲れもストレスも多少たまっているので、昨晩は品川の薬膳の店で、“毒素排出鍋”。生薬が効いたスープに、変わった野菜やきのこ類、軍鶏、ダチョウ肉などが入ったこの鍋はAyaの好物。

身体が中からきれいになった気持ちになりつつ、一緒だった酒好きのトモダチと『これ食べても酒飲んだら一緒じゃない?!?』なんて笑い飛ばす。でも、呑む。

明けて土曜日は真夏の暑さと日差しが照りつけるいちにちになった。暑いっ!! と大声でいいたいところだけど、夏本番よりはまだ5度以上低いんだからまだこの程度で参ってる場合じゃない。

“おきたよ~”と電話してきたYou。平日は時差のせいで話す時間も取れないから、私もちょっと嬉しくてアレコレ長話をした。

・ 歯が2本抜けたよ(これで上下の前歯計8本)
・ ガッコウ終わったよ
・ Legoland行ったよ
・ 今日はテニス行った後で●●君が遊びに来るよ
・ 来週はお誕生日会をおうちでやって、6人くるよ
・ 月曜日からテニスのレッスンだよ
・ お誕生日プレゼント買ってきて
・ ルンドは寒いよ

他愛もない話ばかりですがね。

しかしHideYou。私の不在にも関わらずアクティブ。“もうおトモダチともスウェーデンもとさようならだから” という理由でいろいろ要求してくるYouに、気前良く対応しているのだろう。

Legoland旅行の写真をBlogに上げる時間は・・・なさそうですかね、Hide。

2010/06/07

トモダチ(Aya)


東京に到着してから、なんとなくいつも忙しい。仕事で遅くなるのはもちろん、オフィスの往復にかかる時間もバカにならない。仕事であれば、慣れてくればもう少し器用にこなせるだろうけど、通勤時間は固定だもん。

今回の20日間出張では、Youに関するいくつかのイベントを逃してしまう。学年末の発表会、修業の日(式はないけど)、あとは7歳の誕生日。これまで、子どもの成長にかかわる数多くの瞬間を逃してきただけに、もうあまり心は痛まないけど、やはり残念ではある。

発表会にはHideが参観。終わった後に撮ったと思われる仲良しトモダチとの写真を送ってきてくれた。おっ、“赤いドレスを着ていったら?” と言った私のアドバイスをちゃんと聞いているじゃないの。いつもハハに対抗するクセに、可愛いやつ。

(ローカル新聞の取材が来ると聞いて、写真撮影があるなら赤が目立って良いと思っただけなんだけどネ。)

一方、純粋にうれしいのがYouがたくさんのトモダチに恵まれているということ。この後11日には学年の修業日、14日からは午前中にテニスキャンプ、午後は学童保育に通う日々になる。仲良しの友達との間では、お泊まり会の約束もしていることだろう。

スウェーデンは7日(月)が休日で、3連休のシュウマツだった。父娘はデンマークへのドライブ旅行をしたのだそう。Youにとってはレゴランド、Hideにとっては売却直前のBMW M3でのドライブ。

目的とメインイベントは異なれど、父と娘の2人旅行なんて、ちょっと微笑ましくていい。

私はせっせと仕事。

2010/05/30

買い込み(Aya)

実際の帰国まではまだ2カ月+あるけれど、Ayaがスウェーデンにいる週末は、今週末を入れても3回程度。

今週も火曜日から東京で、今回は3週間ちかく戻りません。Youの7歳の誕生日も、残念ながら日本で離れて祝うことになる。

すなわち、帰るときには買おう、と思っていたアレやコレ、買いに行けるチャンスはそうそうない。今回、土日とも特段の用事なしの貴重な週末は、買い物に充てることにした。

まずは新居の家具。大抵のものが受注生産なので、引越し荷物として送るためには、6~8週間の納期を考慮して注文しなくてはならない。限られた時間との戦いの中でココと決めたのはデンマークのBoConcept。日本でも東京・横浜で出店する人気の店らしい。コペンハーゲンの本店(?)には金曜日に一度下見に訪れカタログを大量に入手。帰宅後、夕飯を囲んだ集中討議を経て概ねの案を固め、土曜日に再訪問した。


で、かなりスンナリと、ソファ、ローテーブル、ラグのリビングセットを購入してしまった。気に入った品物があったなもちろんのこと、日本で買うよりかなり安く手に入るというのも重要な決め手になった。ざっと4割くらいは安いような。

残された一抹の不安は、幅280cmのソファが本当に新居のリビングに収まるか、という点。シミュレーション上は大丈夫(Hide談)なんだけども。

日曜日は、Lundの北80kmにあるKlippanという町に、Textile(織物、布地)の買い物へ。無知な私たちはコッチに来るまで知らなかったけど、Klippanといえばわかる人にはわかるらしい。

Klippan本社と工場があるだけに、Factory Outlet併設。可愛らしい模様の毛布、タオル、キッチン用品など、“これ、全部AyaHide家でお使いですか?” ってくらい買い込んでしまった。

“帰任が決まった人は、買い方が全然変わる” とはよく言ったもんで。

一時帰国から戻る時、成田で買った北欧系雑貨を扱う雑誌に載っているモノたち。よくよく見ると、そこらへんの店で驚くほど割安で手入る。

ご希望のある方はお早めにご注文を。

のりもの小史(Aya)


引越しが視野に入っていることもあり、少しずつモノの整理を始めている。

2階の奥から引っ張り出してきたのは、Youが乗ってきた歴代のバイク。小さくなったものは同僚のところに引き取ってもらうことになっている。

1歳の誕生日に買ってもらったが木製のバイク。これで、せまい家の中を隅から隅まで暴走していた。

最初の自転車は12インチだった。ピンクやキャラクターものをとことん敬遠していたAyaが敢えて選んだのはスカイブルー。5歳まで乗り、渡瑞直前の4歳の春に補助輪が外れた。

で、今乗っているのが16インチの、3代目。これは当然持ち帰る予定。

帰国後の家は丘の上にある。自転車を乗り回すにはあまりよい環境ではないかもしれないけどね。

2010/05/28

歯と髪(Aya)

“歯医者と美容院って、なんか変えられないのよね~。これが変えられたら、本物のローカルになれるんだと思うんだけど。”

 
日・瑞を問わず、こんな会話を女性のトモダチとしたりする。少なくとも、大反対意見を食らったことはない。何が嫌ってわけじゃないんだけど、どうしても変えることに抵抗感があるのが、歯医者と美容院なんだよな・・。

歯医者は同じ先生に15年お世話になっている。美容院は、担当の美容師さんこそ変われど、同じところに15歳の時から通っている。これだけの年数通っていればその間いろんな変化があって、学生から社会人になったし、独身から妻にも、母にもなったし、交友関係も、仕事も、果てには住む国まで変わったのに、出張や一時帰国を利用しては、まだ同じところに通っている。

何か変だけどね。

ちなみに先般の一時帰国では、当然、歯医者も美容院も行ってきた。歯はさておき、髪についてはスウェーデンに戻ってから色んな人に気付いてもらえる。
  • 日本で切ってきたでしょ~、見たらすぐわかるよ(日本人赴任者仲間)
  • すごく似合う~(スウェーデン人同僚)
  •  どこで切ったの、教えて!!私も切りたくて仕方ないの(中国から赴任中の同僚)
スウェーデンの散髪環境を物語っている・・・。特に髪質の異なるアジア人は苦労しているのです。でも久しぶりに短く切ってスッキリ。私も今の髪型はとても気に入っている。

2010/05/27

後ろ姿の重要性(Aya)

家が決まったら、その次はどのように内装を作っていくかが大切。殊、中古物件だけにあらかじめ妥協しなくちゃならないところはたくさんあるわけで・・。

なかでも一番気を(お金も)遣うのはやっぱりリビングだよなぁ。幸い結構な広さもある。

ということで、AyaHide家では初めてのソファ購入が実現しそう。インテリアショップに出かけても、これまでは素通りしていたソファのコーナーを、念入りに見て回ったりしている。

Hideのこだわりは、“後ろ姿の美しさ”。ハァ、私はそんな視点でソファを眺めたことがなかったけど、後ろ姿ねぇ。

その心はというと、ダイニングとリビングの間仕切り的に配置するため、ソファ背面が露わになるから。ボテッとしたつくりではなく、スッキリと、理想的には木目の美しいフレームが背面にも施されているものが良いのだそうだ。

その他にも、低めの天井に対応して座面が低いこと、すでに持っているダイニングテーブルとの相性が良いこと、など、条件は様々。

北欧家具に、そういうのがあるといいなぁ。できればこっちで購入して引越し荷物に紛れ込ます魂胆なんだけども。

2010/05/26

健診(Aya)


帰国後のガッコウから提出を求められている健康診断票をもらいに、近所の高校を訪問。ここのSchool Doctorが、Youの通うインターナショナルスクールも担当してくれているみたい。

問診票に従って、簡単な健診をしてくれる先生。ちょっと前にガッコウで右受けた内容と似ているのもあって、“また同じことの繰り返しか” と余裕の表情で対応するYou。

が、さすがにこれは初めてだった。血圧測定。ちょっとドキドキの表情。

“ハイ、上が120で下が75。異常ナシね。脈が100あるけど、緊張したのかしら?!” 

数字にも表れてました。 

所定の書式に結果を記入してくれている間、少し周りを見回すと、あら、先生の机の上にはこんなものが。もちろんキャンディーではない。この横には “使えよ~” 的なことが書いてあると思われる啓発ブックレットもおいてあった。

へぇ、さすが性教育先進国。

と思ったけど、高校生にある保健室だから、これくらいあっても当然か。

Youに、“これなぁ~に?” と聞かれずに、ちょっと安心だったハハ。

2010/05/25

オトコノコ(Aya)

Youのオトコノコ好きが顕著になってきている気がする。

男好きというと聞こえが悪いから、異性への関心、とでも言っておくか。

“○○はステキ” クラスメイトの名前を挙げての批評はカラカラと朗らか。一時帰国時に通った公文の教室では、後ろの席に座る“端正な顔立ち”の少年を凝視していたとか(その教室の先生をするAya母が目撃)。

恥じらいがないところが、まだ幼くて可愛い。

広島に帰省した時もそうだったな。オトコノコの従姉妹2人と交流する時のYouは、声と表情がちょっと違っていた。

(従姉妹というのは血のつながりもあって、純粋なオトコノコへの興味とはまた別の要素もあるんだろうけど)。

2010/05/24

大きなショッピング(Aya)


決めてしまいました、帰国後の家。中古マンション購入。一時帰国を利用して契約までトントンと進めてしまった。

急きょ “トウキョウに帰ってくれ” と言い渡されたのが3月中旬。住む場所とYouのガッコウに関しては、直ぐに動き始めたのが功を奏したとでも言おうか。

Ayaの実家近くに住みたい(短期的には主にYouの放課後問題のため。長期的にはその他諸々、私は長子だし。)という考えの下、最寄駅限定で探した割には、かなり良い物件に巡りあえ、満足度も上々なり。

Hideと結婚してから5軒目の家、Youが生まれてからは3軒目。

赴任前に住んでいた保土ヶ谷のマンションは、手放すことになるかもしれない。ご近所の皆さんとの愉しいお付き合いがあったコミュニティに戻れないのが、唯一残念ではある。

銀行はOKしてくれたものの、“分相応”と呼べる上限くらいの物件を購入するに当たっては、当然夫婦共働きが前提。Youのガッコウがどこに決まるか次第では、それでもかなり背伸びをする生活になる。

『俺らはもう、たいそうな未来を夢みて今を我慢する世代じゃない。今、この瞬間を120%愉しまなくて、いつ愉しむんだ。』

今年40歳を迎える夫の言葉には、とても説得力がありました。数年おきにやってくる家族プロジェクト、今回もがんばりますよ。