2009/06/06

語り継ぐもの(Aya)

“The Giving Tree” By Shel Silverstein (翻訳題は「おおきな木」)。

Ayaが高校時代に出会ってから約20年、お気に入りの本としてずっと本棚に保管されていた絵本を、最近Youが読むようになった。

少年の成長を見守り、求められるままに与え続けるりんごの木の愛情が淡々と、短い語り口で綴られている。木の主観に触れない第三者的な表現が、逆に読者に木の気持ちを想像させ、味わい深い。

10代のころ、どんな気持ちでこの本を読んだのかはよく覚えていない。が、母となり、久しぶりに読んでみると、当時とは異なる新鮮な感動があった。

私を木、Youを少年に置き換えて考えるのは浅はかだろうか・・。

Youも気に入ったみたいでよかった。子ども、10代、成人してから、結婚、出産・・・人生のいろんなステージで、読んでみてもらいたい一冊。

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