2009/10/29

現場の声(Aya)

 
初のデュッセルドルフ出張。でもたぶん、最初で最後。


デュッセルドルフといえばメジャーな日本企業がドイツ(または欧州)拠点を構える都市で、文部科学省制定の日本人学校があるくらい日本馴染みの都市らしい。が、我が社についてはドイツ・スイス・オーストリア・オランダを担当する販売会社があるのみ(欧州拠点はミュンヘン)。総勢75名のセールス・マーケティングメンバーが在籍する。

当然ながら、社員はほぼ全員ドイツ人(&一部オランダ人)。“でもここは日本人がたくさん住んでるから、Aya(の顔)は何ら珍しくないよ!” と、励ましとも同情ともとれる不思議なコメントをもらった。

販売の現場で起きていることとは・・・。強烈なコストカット&人員削減のプレッシャーで、頭数を最低限に絞られていること、また、“近隣諸国” 複数をひとまとめに扱う体制になったことにより、一夜にして異文化と対峙する環境に置かれた苦しさ etc. を直接聞く興味深いいちにちだった。隣国≒経済・文化的に近しい という判断は時に浅はかで、それは日本とその隣国の関係を取っても容易に頷ける。

コストカット≒人員削減は今に始まったことではなく、また販売の現場に限られたことでもない。再生のためには必要不可欠であることは充分承知しているし、私が担当することになった組織に与えられた(削減)目標は必ずや達成しようと思う。

いっぽうで、将来に対する投資、有望な人材をどのように育てていくか、リストラの後に残った社員の心身エネルギーをどのように維持向上していくかなどの視点も失ってはならない。

前任者が産休に入り、明日から260名の組織を独りで担当することになる。兼務(主務?)であるコーポレートの仕事も重要な時期にある。帰りの飛行機で美しい雲海を眺めながら、ちょっと背筋を伸ばしてみた。

いま、私に与えられた挑戦は、きっとすごく重要なんだと思う。

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