2010/01/22

親から学ぶ職業観(Aya)

同僚と子どもの会話をしていた時に聞いた話。
  • “ウチの子、いつも保育園の迎えが最後になるのを嫌うのよね。私もなんだか申し訳なくって・・・”
  • “ママ、次はいつ赤ちゃんが生まれるの?! そうすればまたおウチにいられるんでしょ? なんて聞くのよね・・・”
  • “しまいには、仕事と自分のどっちが大事なの?! なんて聞かれちゃって・・・”
日本人の同僚とも似たような会話をしたことがある気がするから、スウェーデン人に限った悩みではない。

わが子Youは、
  • 保育園(学童)で最後になるのを厭わない。最後になれば先生やおもちゃを独り占めできるから。
  • “あかちゃんはいつくるの? そしたらずっとYouがあそんでてあげるから、Ayaチャンはおシゴトいっていいよ”
  • “おシゴトってどんなことするの? トーチャンもAyaチャンも、カイシャでそんなにたのしいことしてるの?”
事実関係を証明することはできない。が、Hideと私がどんな風に仕事に取り組んでいるか、それを家庭内でどう表現しているかなどが、彼女のモノの見方に影響を及ぼしていることは感じ取れる。

良い影響なのかどうかは、向こう数10年の彼女の成長によってのみ、明らかになるんだろう。

私の職業観も、かなりの度合いで親から影響を受けてきた。良い影響だったということを証明することが、私が仕事を続け、努力し続ける目的のひとつなのかもしれない。

担当組織の構造改革は最終ステージ。きょう、26名に解雇通知を手渡した。手厚い解雇手当に救われる人、未だ “なぜ自分が?!” の答えを探す人、すでに次の仕事を見つけた人。

それぞれに家族があって、多くは人の親。彼らの子どもたちは、今回の出来事について親からどんな説明を受け、どのように咀嚼し、それが彼らの職業観醸成にどんな影響を及ぼすんだろう。

などとちょっと思いを馳せてみる。

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